システムエクスクルーシブメッセージについて
システムエクスクルーシブ(SysEx)メッセージはMIDIの仕様で定義されています。 SysExを使用すると、 MIDIによって各機器を個別にコントロールすることが
できます。 また、 SysExメッセージを受信する機器が適切にメッセージを翻訳(理解)し、 メッセージに従って動作する場合は、 SysExメッセージのフォーマット
を利 用して、 どのような機能も仮想的に実行することができます。 例えば、 各機器からオーディオサンプルのメモリデータやメモリダンプ、 コントローラのセッテ
ィングなどを送信することができます。 また、 ある機器のコントローラを他の機器からコントロールすることも可能になります。
独自で指定したSysExメッセージをM-Audio O
て、 コントローラにMIDI CCをアサインすることによって使用することができるようになります( 「付録B」 を参照して下さい)。 SysExメッセージは、 特定のチャネ
ルには送信されません。
すべてのSysExメッセージにはデバイスIDが含まれていて、 SysExメッセージを受信する機器を特定するのに使用されています。 デバイスIDによって特定された
機器以外は、 すべて無視されます。 M-Audio O
ネルのかわりにCHAN鍵盤を押した場合は、 デバイスIDを入力します。 このとき、 LED画面には3桁の数字が表示され、 2桁で先頭にcのシンボルのある数字は
表示されません。
デバイスIDは00∼127の範囲で設定します。 M-Audio O
機器に対して送信されます。
ユーザ独自のSysExメッセージでM-Audio O
ジを送信するソフトウェアを使用することができます。 このような 「翻訳」 ソフトウェアを使用して独自のSysExメッセージをプログラムすれば、 M-Audio O
らの入力信号を翻訳して、 使用するコントローラに対するSysExメッセージを送出することができます。
トラブルシューティング
ご使用中に次のようなトラブルが生じた場合には、 以下の指示に従って操作して下さい。
問題 1: インストール後は適切に動作していたのに突然動作しなくなった。
解決 1: 電源を切って10秒間置いてください。 その後、 コンピュータを再起動して再度お試し下さい。 それでも解決しない場合は、 ドライバを再インストールする
必要があるかもしれません。
問題 2: サスティーンフットペダルをキーボードに接続したが逆操作になっている。
解決 2: サスティーンフットペダルの極性は、 キーボードの電源が入った段階で検知されます。 電源ON時に、 サスティーンフットペダルはOFFの位置になっている
とみなされます。 従って、 サスティーンフットペダルを押えていない状態をOFFに設定したい場合は、 フットペダルが押えられていないことを確認してから電源を
入れて下さい。
問題 3: 鍵盤を押してから音が鳴るまでに時間のずれがある。
解決 3: この遅れはレイテンシーと呼ばれています。 MIDI信号のレイテンシーはご使用のソフトシンセに起因しています。 MIDIデータはコントロールデータに過
ぎません。 MIDIはソフトシンセによって読み取られます。 その後、 ソフトシンセは実際の音を作り出すために複雑な計算を数多く実行します。 この処理には時間
がかかるのです。
高品位のサウンドカードをご使用になることをお勧めします。 USB、 PCI、 FireWire対応のオーディオカードについてはhttp://www.m-audio.co.jpにてご参照
下さい。 既に高性能のオーディオカードをお使いの場合は、 最新バージョンのドライバを再インストールするか、 オーディオドライバのバッ ファサイズを小さくし
てお試し下さい。
にプログラムすることはできませんが、 M-Audio O
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でSysExメッセージを使用する場合は、 グローバルチャネルは無視されます。 コントローラにアサインするチャ
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では、 127がデフォルトに設定されています。 127に設定されている場合はSysExメッセージが全ての
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のコントローラをプログラムすることはできませんが、 MIDI入力信号を受信して、 ユーザが指定した別のメッセー
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にはプログラム済みのSysEx メッセージが用意されてい
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か
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