設置
PowerShareXアンプのセットアップ
1.
すべての出力と入力のオーディオ接続を行います。
コンピューターとアンプのEthernetポートをCat 5eケーブルで接続するか、ネットワークスイッチを使用します。
2.
3.
DanteネットワークオーディオをアンプのDante
4.
すべてのフロントパネルのチャンネルアッテネーターを時計回りに回し切るか、必要なレベルまで回します。これはアナログ、Dante、ピンクノイズのレベルに影響
します。
5.
出力設定DIPスイッチとシステム設定DIPスイッチを調整して、設置に適したパラメーターにスピーカーを設定します。
A.
PowerShare Design Tool(BoseProfessional.comで入手可能)を使用して、システム設計の計画に役立てます。
B.
出力が70 V/100 VのHi-Zスピーカーに対応するように設定されている場合、必ずチャンネルアッテネーターを時計回りに回し切って0 dB減衰にします。
各スピーカータップを適切に設定します。アンプは、そのスピーカータップの設定の合計に基づいて、必要なパワーを各出力に提供します。リモートレベルコ
ネクターを使用して、任意のリモコンを設定します。
C.
各 出力はHi-ZまたはLow-Zスピーカーに対応するように設定可能であり、インピーダンスの混在するアプリケーションにも対応可能です。
このセットアップでは、最初にHi-Zのチャンネルを設定してから、Low-Zのチャンネルを設定します。
6.
リモートレベルコネクターを使用して、任意のリモコンを設定します。
A.
リモコンでポテンショメーターを使用している場合は、チャンネルアッテネーターを時計回りに回し切って0 dB減衰にします。これにより、各コントローラーで
フルレンジで調整が可能になります。ゾーンコントローラーの動作範囲を制限するには、チャンネルアッテネーターを反時計回りに回し、出力の減衰量を必
要なだけ増やします。
注 : PowerShareX アンプには、接地スイッチや端子はありません。本ユニットの信号接地システムは自動です。信号経路に侵入するハムや干渉を抑えるため、バラン
ス入力接続を使用します。
7.
アンプに電源ケーブルを接続し、適切な電源に接続します。
コンピューターでControlSpace Designerを起動し、用途に応じて必要な各信号処理ブロックを設定します。詳しくは、ControlSpace Designerヘルプシステ
8.
ムを参照してください。デフォルトでは、ソースはアナログ入力に設定されています。Danteネットワークオーディオが必要な場合は、この設定をデジタルに変更す
る必要があります。ControlSpace Designerを使用して入力タイプを選択することができます。
9.
アンプがスタンバイの場合は、電源ボタンを3秒間長押しして、アンプの電源を入れます。
10.
アンプをセットアップする際は、アンプがオンライン中に、ControlSpace Designerで各チャンネルのリミットインジケーターをモニタリングし、フロントアンプの
システムステータスLEDで動作不良がないかを確認します。必要に応じて調整します。
技術的な考慮事項
ControlSpace DesignerでスピーカーEQが選択されると、スピーカーに適したクロスオーバー、V
1つのチャンネルのチャンネルアッテネーターを調整しても、他のチャンネルのレベルには影響しません。唯一の例外は、アンプが合計出力を超えるパワーを提供しよう
としている場合です。アンプの合計出力が超過している場合、アンプがすべての出力を同時かつ均等に制限します。引き続き需要が高すぎる場合、アンプは徐々にパ
ワーを制限していきます。
PowerShareXアンプで出力を調整する方法は、以下のとおり複数あります。
•
チャンネルの感度設定に対して入力信号レベルを調整する
•
ControlSpace Designerのマトリクスレベルを調整する
•
ControlSpace Designerの出力レベルを調整する
•
アンプのチャンネルアッテネーターを調整する
•
ControlSpace Designerを使用して各出力のリミッターを調整する
注意 : プリセットよりも高いレベルまで電圧を上げると、スピーカーの損傷を招くおそれがあります。
•
接続されているHi-Zスピーカーのトランスフォーマータップを調整する
•
アナログ出力をGPIリモートコネクターでミュートにして、アンプをスタンバイに切り替える
•
PowerMatch PM8500Nと組み合わせている場合は、PowerMatchに1.5 msレイテンシーを追加し、PowerShareXの増加したレイテンシーと一致させる
アンプをオートスタンバイに設定するには、NRG SAVE DIPスイッチを使用して、ControlSpace Designerでオートスタンバイを選択する
•
ネットワーク
PowerShareXアンプには2つのRJ45 Ethernetポートがあります。Ethernetポートはネットワーク通信/制御用で、DanteポートはDanteストリーミングオーディオ
用です。両方のポートを使用する場合は、個別のCat 5eケーブルが2本必要です。PowerShareXアンプは、1本のケーブルでのブリッジ接続には対応していません。
IPアドレス設定
工場出荷時のデフォルトのネットワーク設定はDHCPです。
DHCPサーバーを使用する場合は、有効なIPアドレスを確実に取得するため、アンプの電源を入れる前に、DHCPサーバーをオンにしてネットワークに接続しておくこと
をお勧めします。
静的IPが推奨されており、ControlSpace Designerで設定することができます。ControlSpace Designerで検出、設定するには、アンプとControlSpace Designer
が同じサブネットに属している必要があります。
アンプの起動時にDHCPサーバーが存在しない場合、アンプは169.254.0.0/16サブネットのリンクローカルアドレスで構成されます。
お手入れ
アンプをお手入する際は、次の点に注意してください。
•
乾いた布で本体ケースとフロントパネルを清掃します。
•
ベントフィルターの清掃は、アンプの動作環境におけるほこりの量に応じて行う必要があります。
•
ベントフィルターを清掃するには、フロントパネルのフェースプレートをアンプから引き離してマグネットを外し、取り外します。エアダスターでフィルターの埃を取
り除くか、清浄な水で洗います。フィルターは完全に乾かしてから取り付けてください。
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®
ポートに接続します。
、V
リミッターが自動的に読み込まれます。
Peak
RMS
PowerShareX PSX1204D/PSX2404D/PSX4804D • 設置ガイド
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