本機の設定
SPC に失敗した場合にはエラー・メッセージ・テキストを書き留めておいてください。プローブとケーブルが
すべて取り外されていることを確認し、SPC をもう一度実行します。それでも SPC に失敗した場合には、当社
カスタマ・サポートに問い合わせてください。
TPP シリーズ・プローブの補正
高度な波形取り込みと高精度の測定を確保するために、プローブ補正によりプローブの高周波応答を調整します。
本オシロスコープでは、プローブとチャンネルの無数の組み合わせに対する補正値の試験と保存を自動で実行で
きます。
このタスクについて
本オシロスコープでは、プローブとチャンネルの組み合わせごとに補正値が保存され、プローブを接続すると自
動で補正値が呼び出されます。Channel ( チャンネル)コンフィグレーション・メニューの Probe Setup(プローブ設
定)パネルには、プローブ補正ステータスが表示されます。
•
Probe Compensation Status(プローブ補正ステータス)フィールドに Pass(合格)と表示されている場合、そのプ
ローブは補正されており使用可能な状態です。
•
Probe Compensation Status(プローブ補正ステータス)フィールドに Default(デフォルト)と表示されている場
合、取り付けたプローブはまだ補正されていないため、このプローブ補正手順を実行する必要があります。
•
Probe Compensation Status(プローブ補正ステータス)フィールドに Fail(不合格)と表示されている場合、取り
付けたプローブへのプローブ補正手順が失敗しています。そのプローブを接続し直して、もう一度プローブ補
正を実行してください。
•
パネルにプローブ補正ステータス・フィールドが表示されていない場合は、このオシロスコープではそのプロ
ーブの補正値を保存できません。本オシロスコープのヘルプ(Help)から、 プローブ補正機能にサポートされてい
ない受動プローブを手動で補正する方法を確認してください。
始める前に
プローブ補正を行うときには必ず、オシロスコープに電源を入れて少なくとも 20 分間待ってから補正を開始して
ください。
手順
対応する TPP シリーズ・プローブをオシロスコープに接続したときに、ステータスがデフォルト(Default)と表示さ
れた場合には、この手順を使用してプローブの補正を行います。
注 : Default Setup(工場出荷時設定)を実行しても、プローブ補正値が消去されることはありません。工場
校正では、保存されたプローブ補正値がすべて消去されます。
1.
サポートされているプローブを入力チャンネルに接続します。
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