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トラブルシューティング
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されたことが示されます。約 1 秒後、黄色 LED が点滅し始めて、ティーチモードの準
備ができたことが示されます。希望のティーチモードを選択するには、ポテンショメ
ータを回転範囲の上半分の同じ位置に一定時間以上維持します。
モード 1:1~5 秒
•
モード 2:5~10 秒
•
モード 3:10 秒以上
•
ティーチモードが変化した際に、 センサの上部と背面にある緑色の LED 表示灯が 1 回
点滅することに注意してください。
希望のティーチモードを選択したら、ポテンショメータを回転範囲の下半分まで反時
計回りに回します。ティーチプロセスはこれで完了です。検出の点検として、図 G に
示されているように透明のターゲットをセンサとリフレクタの間で動かして、そして
更にターゲットが存在している場合には黄色 LED の状態が変化することを確認しま
す。そうならない場合は、方向調整と使用条件を点検してください。
注意事項
HL18G の信号強度インジケータ動作は、ティーチおよび AutoAdapt 機能によって自
動的に管理されることに注意してください。HL18G センサは常に信号を一定のレベ
ルで維持して、リフレクタへの視界が遮られていない状態で、赤色と黄色 LED だけが
点灯するようにします。
センサは調整済みで、動作準備が完了しています。
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アラーム出力
アラーム出力: このセンサ (HL18(G/T)(L)) には、受光の信号強度が低下している場合
に通報する、 故障前通報出力 (アラームオプションが選択されている場合は、 概略接続
図 [B] の「Q2」 ) が備わっています。考えられる原因:センサまたはリフレクタの汚
れ、センサ位置のずれ。良好な状態では:LOW(U
(>+U
- V) 。その際 LED 表示灯が点滅します。
V
Health 出力: このセンサ (HL18(G/T)(L)) には、受光の信号強度が十分である場合に通
知する、 ヘルス状態通知出力 (ヘルスオプションが選択されている場合は、 概略接続図
[B] の「Q2」 ) が備わっています。信号強度が不十分な場合に考えられる原因:センサ
の汚れ、センサの調整不良、またはケーブルの損傷。良好状態:HIGH(>+U
れがひどい場合、またはケーブル断線時:LOW(U
します。
時間タイプ:オプションのオン遅延またはオフ遅延調整が付いた HL18(G/T)(L):t0 =
時間遅延なし、t1 = 対象物が検出された場合の時間遅延、t2 = 対象物が検出されなか
った場合の時間遅延。時間設定は A に従ってポテンショメータで選択することができ
ます。
タイマー段階は 0 から 2 秒までセットすることができます。
トラブルシューティングの表は、センサが機能しなくなった場合に、どのような対
策を講じるべきかを示しています。
表 80: トラブルシューティング
LED 表示灯/故障パターン
光軸がリフレクタに合わせて
調整され、光軸上に物体が何
もないにもかかわらず、黄色
LED が点灯しない
V
V
原因
無電圧、または電圧が限界値
以下
電圧がきていない又は不安
定
センサの異常
< V)汚れがひどい場合、HIGH
- V) 、汚
V
< V) 。その際 LED 表示灯が点滅
対策
電源を確認し、すべての電気
接続(ケーブルおよびプラグ
接続)を確認します
安定した電源電圧が供給さ
れていることを確認します
電源に問題がなければ、セン
サを交換します
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