指示を全部読んでから作業を開始してください。
本書の図に示されている部品は、作業する機種と詳細が異
なる場合があります。 図は複数のマニュアルに使用されてい
るため、エンジンの機種によって異なる場合があります。 しか
し、基本的な情報にまちがいはありません。
このキットの内容物は次のとおりです。
名称
NOx センサー
フランジナット M6
フランジねじ M6×20
温度センサー
コネクタ、ストレート
コネクタ、角度付
ソレノイドバルブ(クーラント)
ソレノイドバルブブラケット
ねじ(ソレノイドバルブブラケット) 2
バンジョーニップル
シールリング(バンジョー用)M18 2
中空ねじ M18
ホースニップル M14
ガスケット M14
ホースクランプ
取付説明書
注意NOx センサー用のクーラントホース及び溶接フランジは
このキットに含まれません。 ボルボ製品ではないホースは使
用できません。
NOx センサーの取付
1. NOx センサー(A)の制御ユニットをフランジねじ(3)および
フランジナット(2)を使用して船舶に取付けます。
図 2Aを参照してください。
注意 作動中に排気管の動きを取り込むために、ケーブル(長
さ 608 mm(23.94 in))をループを付けて取付けることができる
ように、NOx センサーを排気管の近くに取付けます。
2. NOx ボスを使用して排気管に NOx センサー(1)を取付け
ます。 NOx ボスの図面は取付説明書に添付されています。
六角ナット(B)を手で締付けます。 次にナット(B)をレンチで
締付けます。 センサーを手で保持しながら、ワイヤがねじれ
ないように締付けます。 ケーブルの許容されるねじれ角は
180°です。 締付トルク 50 Nm(37 lbf-ft)。図 2B を参照して
ください。
3. ケーブル(C)を制御ユニット(A)に接続します。 制御ユニッ
トからの100 mm(3.94 in)のケーブルを固定します。 安全の
ためのループは残す必要があります。 図 2Aを参照してくだ
さい。
NOx センサーは EU 指令 94/9/EG に準拠した CE マークを
取得しています。
温度センサーの取付
注意 床にセンサーを落とすと、センサーの機能を損なう可能
性があります。 センサーおよびケーブルはガソリン、潤滑油、
エンジンオイル、ブレーキフルード、防氷液、バッテリ液および
尿素溶液に対する耐性があります。
1. 温度センサー(4)をマフラー入口(B)に挿入し、六角ナット
を締付けます。 図 2A および 3 を参照してください。
締付トルク 45±3 Nm(33±3.6 lbf-ft)
2. ケーブルをケーブルタイで固定してこすれないようにしま
す。
注意 センサーの後部でケーブルを 90°以上曲げないように
してください。
数量
図中の位置
1
1 /排気管
2
2
2
3
1
4 /マフラー
3
5 /ソレノイド、タンク
3
6 /ソレノイド、タンク
1
7 /タンク
1
8 /タンク
9 /タンク
1
10 /エンジン
11 /エンジン
1
12 /エンジン
1
13 /エンジン
1
14 /エンジン
8
15
1
-
ソレノイドバルブ、クーラント
注意 ソレノイドバルブはソレノイドを上に向け、垂直に取付る必
要があります。 流れの方向がソレノイドバルブに矢印で示され
ています。 流れ方向を誤って接続すると、尿素タンクの中味が
絶えず加熱されます。 これにより排気エミッションに影響が生
じます。
ソレノイドバルブの取付
1. ねじ(9)またはタンクに付属したねじを使用して、ソレノイドバ
ルブ(7)の付いたソレノイドバルブブラケット(8)をタンクに取付
けます。 ソレノイドバルブをメインハーネス ACM2(後処理制御
モジュール 2)からの電気ワイヤに接続します。 図 4A を参照
してください。
3. クーラントホースを、ストレートまたは角度付コネクタ(5および
6)およびホースクランプ(15)を使用して接続します。 図 4B を
参照してください。
•
エンジンに、ガスケット(14)およびホースニップル/エンジ
ンリターン(13)を取付けます。 シールリング/エンジンリ
ターン(11)、バンジョーニップル/エンジンサプライ(10)、
中空ねじ/エンジンサプライ(12)を取付けます。 中空ねじ
を慎重に締付けます。 ホースクランプ(15)を取付けます。
図 4C および 1 を参照してください。
注意 その他の接続および取付作業については、取付説明書を
参照してください。 取付説明書の手順に従わないと、罰金その
他の懲罰を課せられることがあります。 よって、排ガス規制に
関する国の法律および規制を順守してください。