4. 微調整
微調整を行う場合、 事前に本体のすべての接続が正しく しっかりと
行われていることを再度確認してください。
スピーカーを壁から離すと全体的に低音が抑えられ、 スピーカーの
後にできたスペースによって、 音に奥行感が出ます。 逆に、 スピーカ
ーを壁に近づけると低音が増し、 音の奥行感が少なくなる可能性
があります。
スピーカーを壁から離さずに低音を抑える場合は、 ポート ・ チューブ
にフォーム ・ プラグ (少しだけ低音を抑えたい場合にはフォーム ・ リン
グ) をはめてください (上図) 。
周波数によって低音にムラがある場合、 多くは部屋で共鳴が起こ
っていることが原因です。 スピーカーの設置場所やリスニングポジ
ションを少し変えるだけで、 音に対する共鳴の影響を大きく変える
ことができる場合があります。 別の壁の近くにスピーカーを置いて
みてください。 また、 大きい家具を移動しただけで効果がある場合
もあります。
もし、 サウンドが過度に耳障りであれば部屋の中のソフトな家具を
増やし( 厚いカーテンを使用する等) 、 ぼんやりと生気を欠く ようで
あれば減らしてください。
部屋の中央に立ち、 手をたたいて、 平行する壁の間で跳ね返ること
で生じるフラッターエコーをチェックします。 それらは、 サウンドに色
づけを与えますが、 本棚や壁の絵画といった不規則な形状のものを
使用することによって分散させたり、 硬い床面や壁面にカーペッ トや
ラグを加えることで吸収させたりすることができます。
シャープな音を聞きたい場合は、 バスとミッ ドレンジのグリルの端
をつかんでキャビネッ トからそっと引っ張り、 グリルを取り外してく
ださい。
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