定します。下部大腿カフの下端部から膝蓋骨の上部までの間隔が約 5 cm ( 2 イ
ンチ)となるようにカフの位置を調整します。
注:間隔を最も短くする場合は、自由な動きを確保するために、必要に応じ
て両方の押しボタンをはめてください。
(図 3 c)クイックリリースペグを使用して、望ましい可動範囲が得られるよう
に屈曲 / 伸展ストッパーを調整し、ペグを 4 分の 1 回転させて元のロック位置
に戻します。
ブレースを左側に装着する場合:
• 90 度屈曲 / 0 度伸展:クイックリリースペグを「L」と印された穴と「 1 」
および「 2 」と印された穴に差し込みます(出荷時の状態) 。
• 45 度屈曲:クイックリリースペグを「L」 、 「 2 」 、および「 4 」と印された
穴に差し込みます。
ブレースを右側に装着する場合:
• 90 度屈曲 / 0 度伸展:クイックリリースペグを「R」と印された穴と「 3 」
および「 4 」と印された穴に差し込みます(出荷時の状態) 。
• 45 度屈曲:クイックリリースペグを「R」 、 「 1 」 、および「 3 」と印された
穴に差し込みます。
注:このブレースには左向きと右向きがありますが、股関節プレートの下部
にある左(L)ペグまたは右(R)ペグを反転させ、屈曲 / 伸展ストッパーを
再調整して適切な可動範囲を確保することにより、向きを逆にすることがで
きます。このブレースは、 出荷時には 90 度屈曲 / 0 度伸展に設定されています。
大腿ストラップ(図 4 および図 5 )
大腿ストラップを大腿遠位部プレートのキーホールに入れて固定します。大
腿ストラップが長すぎる場合は、ループ材からフックを外し、ストラップを
ちょうどよい長さに切ってから、フックをループ材に取り付け、ストラップ
をキーホールに入れて留めてください。
これで、Rebound Hip ブレースを患者に適したサイズに調整できました。
ベルトの位置調整(図 6 および図 7 )
折り畳まれているベルトアームの一方の端をフィットツールから外し、患者
の腰に巻き付けて、ベルトアームのループをスライドさせてフィットツール
に差し込みます。
ベルトの調整(図 8 ~ 10 )
調整用のマジックテープをベルトから外し、フィットツールから引っ張り出
して、ベルトが腰にぴったりフィットする位置でマジックテープを留めます。
注:ベルトが腰の周りで回転していないことを確認し、フィットツールが患
者の腹部の中心に来るように必要に応じて調整します。
ベルトからフィットツールを外し、ベルトを患者の腰から外します。ワニ口
クリップをベルトの両端に取り付けます。フィットツールによって、 2 つのベ
ルトアームの間に装着に適した間隔が保たれています。
ブレースの位置調整(図 11 )
ブレースを再び股関節に当て、大腿ストラップを適切な位置に合わせます。
プーリーシステムが患者の背中に来るようにベルトを当て、ベルトアームを
腰に巻き付けて、 ブレースの大腿パッドを覆い、 前方で固定します。 左手に持っ
たベルトアームを下にして( 1 ) 、その上に右手に持ったベルトアームを重ね
ます( 2 ) 。ブレースが大転子に沿った股関節上の正しい位置に収まるように
必要に応じて調整します。ベルトとフレームが重なる最適な位置を示すポジ
ションマーカーをベルトに貼ります( 3 ) 。
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