エクスパンダー/ゲート
最初のダイナミクスパラメーター・セットは、 エクスパンダー/ゲートを切り替えます。
エクスパンダーは、 信号の弱い部分をさらに弱めることで、 強い部分に対するボリュームの差を強調しま
す。 エクスパンダーは、 トラックの弱い部分と強い部分の差を強調するため、 あるいは信号のダイナミッ
クレンジを上げてノイズを低減するために使用します。
ゲートはエクスパンダーを増強した機能です。 レベルを弱めたり、 あるいは信号内で特定のレベルに満た
ない部分を無音にすることで、 音の弱い部分のノイズを低減/除去します。 例えば
ルトラックのサウンドを自然に残したまま、 息継ぎの音を低減できます。
ゲートは非常に効果的ですが、 とてもパワフルな機能なので 慎重に使 用してください。 ゲートのしきい
値の設 定が 高すぎると、 音節の始まりや単語の最後が消える、 聞き取れなくなるなど、 アーチファクト
の原因となります。 その場合、 しきい値を少しずつ下げるか、 アタックタイム/リリースタイムを短くする
ことで補正できます。
コンプレッサー
コンプレッサーは、 オーディオ信号のピークを低減し、 信号のダイナミックレンジを狭めることで、 クリッ
ピングを生じさせずに全体のレベルをブーストします。 信号の強いエレメントによって弱めのサウンドが
聞こえにく くならないようにしたい場合や、 信号のオーディオレベルを均一にしたい場合に便利です。
作業のこつ 先に
コントロールを設定して、 その後コンプレッサーを適用すると良いでしょう。
EQ
メイクアップ
メイクアップ設定は、 圧縮設定と併用して信号全体を調整します。 コンプレッサーでオーディオの強い部
分が低減されている場合、 メイクアップコントロールを使うと、 クリッピングを生じさせずに全体のレベ
ルをブーストできます。
リミッター
リミッターは、 信号のピークが設定した最大レベルを超えないようにします。 リミッターは、 ハードクリッ
ピング防止に役立ちます。 例えば、 リミッターを-
とはありません。 アタック、 ホールド、 リリースを設定することで、 リミッターが信号に及ぼす効果を調整
できます。
ダイナミクスコントロールの特徴
コントロール
最低値
エクスパンダー/ゲート
エクスパンダーコントロール*
しきい値
- 50dB
レンジ
0dB
レシオ
1 . 0 : 1
アタック
0 . 5ms
ホールド
0 . 0ms
リリース
50ms
に設定すると、 入力信号はそのレベルを超えるこ
8dB
デフォルト
最高値
- 45dB **
0dB
18dB
60dB
1 . 1 : 1
10 : 1
1 . 4ms
30ms
0 . 0ms
4s
93ms
4s
〜
だと、 ボーカ
15
20dB
ATEMSoftwareControlの使用
142