この時期に、 夜間の肢位保持が必要な場合には、 就寝時に 『フ ッ トシェル』 を取
り付けた状態で装着して下さ い。
第3ステップ (図3) : 最終段階では側方の 『サイ ドステー』 や 『フィ ギュアス トラ ッ
プ』 を外し、 軟性装具と して装着することができます。 この段階では、 徐々に活動
度を高めていく ために可動性を優先したサポー トを行います。 また、 再発の予防
など に対しても使用することができます。 必要に応じて、 『 サイ ドステー』 と 『フィ ギ
ュアス トラ ッ プ』 を取り付け、 調整して使用することもできます。
1.3 禁忌事項
1.3.1 直接的な事項について
本製品は、 足関節の背屈位の保持を目的とする装具と しての使用には適していません。
1.3.2 間接的な事項について
以下の疾患および症状を伴う場合は、 本製品を装着する前に必ず医師に相談
して下さ い。
・ 製品を装着される部位の皮膚疾患、 異常および損傷、 または炎症などが見
られる場合。
・ 装着部位から離れた場所に不明瞭な浮腫などを含むリ ンパ管の流れに対
する異常が見られる場合。
・ 四肢の循環器系の異常、 および知覚異常が見られる場合
1.4 安全についての注意事項
情報
装具の使用に対する装着者の同意と協力は、 適正な装着、 定期的な診断お
よび装具の調整において重要となり ます。 本製品の主要な機能および装着
内容について、 必ず装着者に説明をして下さ い。
本製品を初めて装着される際には、 必ず医師、 義肢装具士による調整が
必要となり ます。
装具の使用に関しては医師や義肢装具士の指示に従って下さ い。 1日の使
用時間および長期に渡る使用期間は、 医師の指示に従って下さ い。
注意
不適切な状況での使用による不具合について : 本製品は、 お 1 人の装着者
に対してのみご使用下さ い。 装着前、 もしく は装着によ り異常な症状が見ら
れる場合には、 直ちに使用を中止し、 医師に相談して下さ い。
102 | Ottobock