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安全に関する注記
このマニュアルのすべての指示に従わない限り、製造元による保証の請求は考慮されません。
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遠心分離機は状態の良好な安定した台の上に設置する必要があります。
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遠心分離機を使用する前に、しっかりと配置されているかどうかローターを確実にチェックしてください。
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EN / IEC 61010-2-020 では、遠心分離機作動中は人および危険な物質や物体が遠心分離機周辺 300 mm
の安全範囲内にあってはならないと定められています。
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ローター、サスペンション、付属品に微量の腐食や機械的損傷がある場合、または使用期限が切れてい
る場合は、もはや使用不可です。
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遠心分離室に安全関連の損傷がある場合も、もはや使用には適しません。
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温度制御を行わない遠心分離機では、室温が上昇したときや装置が頻繁に使用されたときには遠心分離
室が加熱することがあります。したがって、試料が温度によって変化する可能性を排除することはでき
ません。
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遠心分離機を初めて使用する前に操作マニュアルをよく読み、操作手順を十分に理解してください。操作マニュ
アルを読んで理解した人員のみが装置を操作することができます。
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操作マニュアルおよび事故防止に関する法的規制に加えて、安全で専門的な方法で操作できるよう、認められた
専門規制にも従う必要があります。本操作マニュアルは、装置を使用する国の国内規則に基づく、事故防止およ
び環境保護に関するその他の指示と併せてお読みください。
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本遠心分離機は操作が非常に安全な最先端の装置です。ただし、訓練を受けていない人員が不適切な方法もしく
は所定外の目的で使用した場合には、本人または他の人員に危険をもたらす可能性があります。
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遠心分離機は作動中に動かしたり衝撃を与えたりしてはなりません。
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故障あるいは緊急解除の際には、回転を停止するまでローターには絶対に触れないでください。
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凝縮液による損傷を避けるため、寒い部屋から暖かい部屋に移す際は、遠心分離機を本線に接続する前に暖かい
部屋に少なくとも 3 時間置いて常温に上げるか、冷たい部屋で 30 分間稼働させる必要があります。
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本装置の製造元から承認されたローター、および承認された付属品のみを使用できます(「付録、ローターと付
属品」の章を参照)。「付録、ローターと付属品」の章に記載されていない遠心分離機の容器に関しては、事前
に製造元に問い合わせて使用が可能であることを確認しなければなりません。
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遠心分離機のローターは、必ず「ローターを装填する」の章の指示に準じて装填しなければなりません。
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毎分最大回転数で遠心分離させる場合、材料または材料混合物の密度は 1.2 kg/dm
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遠心分離機はバランスが許容範囲内である場合にのみ稼働できます。
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遠心分離機は爆発の危険のある領域では稼働できません。
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遠心分離機は決して以下に対し使用しないでください:
− 可燃性または爆発性物質
− 互いに反応して莫大なエネルギーを生じる物質。
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有害、放射性、もしくは病原性の微生物で汚染された有害物質または有害化合物を遠心分離する必要がある場合
は、適切な対策を講じる必要があります。
有害物質に対しては、厳格に、特殊なスクリューキャップ付きの遠心分離機容器のみを使用する必要があります。
スクリューキャップ式遠心分離機容器に加えて、危険有害性カテゴリー 3 および 4 の物質についてはバイオセイ
フティシステムを使用する必要があります(世界保健機関の「実験施設バイオセイフティマニュアル」を参照)。
バイオセイフティシステムを使用しない場合、遠心分離機は EN / IEC 610101-2-020 標準に定める通りには微生
物学的に密封されません。
この遠心分離機にはバイオセーフティシステムはありません。
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ローター、ハンガー、付属品の機械的完全性を損なう可能性のある高腐食性物質を遠心分離機で扱ってはなりま
せん。
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修理を実行できるのは製造元から認可された担当者のみです。
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Andreas Hettich GmbH&Co. KG 社のライセンスを受けた純正スペアパーツおよび純正付属品のみ、使用が許可
されています。
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次の安全規制が適用されます:
EN / IEC 61010-1 および EN / IEC 61010-2-020、ならびに該当の国の派生規制。
JA
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を超えてはなりません。
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