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相対遠心力 (RCF)
相対遠心力 (RCF) は重力加速度 (g) の倍数で表されます。これは無単位の値であり、分離性能と沈降性能を比較す
る役目を果たします。
これらの値は次の式を使って計算します:
RCF
RCF
= 相対遠心力
RPM = 回転速度(毎分回転数)
r
= mm 単位での遠心分離半径 = 回転軸の中心から遠心分離機容器の底部までの距離。遠心半径の詳細につ
相対遠心力 (RCF) は、毎分回転数および遠心半径に比例します。
21
1.2 kg/dm
3
より高密度の材料または材料混合物の遠心分離
毎分最大回転数で遠心分離させる場合、材料または材料混合物の密度は 1.2 kg/dm
高密度の材料または材料混合物の場合は、速度を下げなければなりません。
許容速度は次の式で計算できます:
減速分
Reduced
speed
(n
)
red
例:最大速度 RPM 4,000、密度 1.6 kg/dm
1.2
kg/dm³
n
=
x
4,000 RPM = 3,464 RPM
4000
red
1.6
kg/dm³
ご不明な点がある場合は、製造元までお問い合わせください。
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緊急時ロック解除
停電の場合、モーターで蓋をロック解除することができません。緊急時ロック解除は手で行わなければなりません。
緊急時にロックを解除する場合は、遠心分離機の接続を電源から外します。
ローターが静止するまで蓋を開けないでください。
注意!緊急時ロック解除中に六角アレンキーを時計方向(右回り)に回すと、ロックが損傷します。
このアレンキーは反時計方向(左回り)にしか回せません。図を参照してください。
A
2
RPM
=
×
r
×
1,118
1,000
1000
いては、「付録、ローターと付属品」の章を参照してください。
1.2
=
Greater
density
[kg/dm³]
全体の密度 [kg/dm
3
]
3
RPM
=
3464
RPM
•
電源スイッチをオフにします(スイッチを「0」に設定)。
•
蓋にある窓から、ローターが静止していることを確認します。
•
アレンキーを穴 (A) に水平に挿入し、蓋が開くまで慎重に反時計回り(左)
に回します。
•
アレンキーを穴から引き出します。
RCF
⇒
RPM
=
r
×
1,118
3
を超えてはなりません。
最大速度 [RPM]
x
maximum
speed
[RPM]
JA
×
1000
1,000
335/446