作業場やその周辺にいる人全員が、 それぞれ適切な保護具を
着用するようにしてください。
ブナ、 オーク、 マホガニー、 チークなど、 サンディング加工で
有毒な粉塵が生じる木材を加工する場合は、 特別な注意が
必要です。 有毒な粉塵が深刻な症状を引き起こす場合があり
ます。
アスベスト (石綿) を含む材料の加工には絶対に使用しないで
ください。 加工材にアスベスト (石綿) が含まれているかどう
かが不明確な場合は、 専門家に相談してください。
高濃度のマグネシウムを含むマグネシウムや合金をサンディン
グしないでください。
塗装や薬品処理された木材のサンディングには注意してく
ださい。 多くの場合、 有毒あるいは有害な粉塵を発生させま
す。 1960年以前に建築された建物では、 鉛系の塗料が使われ
ている可能性が高いので、 特に注意してください。
鉛系塗料で塗装された木材のサンディングで発生する粉塵
は、 特に子供や妊娠している女性、 高血圧の人に有害です。 こ
れらの人は、 たとえ保護具を着用していたとしても作業場所に
近づかないようにしてください。
可能な場合はいつでも、 粉塵や木屑をコントロールする吸引式
の集塵装置を使用してください。
木材と金属の両方をサンディングする場合は、 特に注意が必
要です。 金属から発生する火花は容易に木粉に引火します。 火
事のリスクを減らすためにも、 必ずサンダーをきれいに掃除し
てください。
用途
本機は、 普通荷重から高荷重に対応するベルトサンダーで、 軟
木材および硬木材、 また類似の加工材の広い表面を研磨する
サンディング加工に使用します。
開梱
• 注意してサンダーを箱から出します。 梱包材を取り除いて製
品の構成部品をよく覚え理解してください。
ご使用の前に
警告 : アクセサリーを取り付けたり交換したりする時は、 必ずサンダー
のプラグを電源から抜いておこなってください。
• こ のサンダーは組み立て済みです。 箱から出してすぐにご使用いた
だけます。
集塵システムに接続する
• 掃 除機あるいは集塵システムに接続して集塵をおこなうことをお勧
めします。
• 吸引式の集塵が使用できない場合は、
必ずダストバッグを集塵ホース取り
付けポート (2) に取り付けて作業して
ください。
1. 差し込み口を取り付けポートに置き、 押
し込んでからロックするまで回します。
この時、 ダストバッグのファ スナーが閉
じているように注意してください。
2. ダストバッグを取り外すには、 外に回して差し込み口を外し、 引っ張
って取り外してください。
警告 : 金属をサンディングする場合は、 ダストバッグを取り外し、 使用
しないでください。 熱くなった金属片や火花がダストバッグ内に残って
いる木材粉塵に着火し、 ダストバッグが燃え出す可能性があります。
金属をサンディングする場合は、 必ず掃除機か集塵システムに接続し
て作業してください。 木材をサンディングした後に金属をサンディング
する場合、 あるいはその逆の場合、 必ずサンダーを注意深く十分に掃
除してください。
作業中ダストバッグにたまる粉塵はこまめに捨ててください。
作業の途中で休憩するときや作業終了後には、 必ずダストバ
ッグを空にしてください。 粉塵は爆発する危険があります。 燃
えている火の中に粉塵を捨てないでください。 油や水が粉塵
に触れると自然発火する場合があります。 粉塵の廃棄は、 国
やお住まいの自治体の法律に従い、 十分に注意しておこなっ
てください。
作業中は、 加工面やサンドペーパーが大変熱くなることがあ
ります。 もしも煙や灰などサンドペーパーが燃えている可能性
が見られた場合は、 直ちに作業を止めて冷ましてください。 冷
えるまでは、 絶対に加工面やサンドペーパーに触れないでく
ださい。
動いているサンドペーパーに手を触れないでください。
必ずスイッチを切ってからサンダーを置いてください。
濡れた加工材のサンディングに 本機を使用しないでくださ
い。 感電や深刻な怪我、 あるいはさらに重大な事故を引き起こ
す可能性があります。
サンドペーパーの取り替えや交換をする場合は、 必ずプラグを
電源から抜いておこなってください。
本機を取扱説明書通りに使用した場合でも、 全ての危険要因
を排除できるわけではありません。 本機の安全な操作に疑問
がある場合は、 使用しないでください。
• 不足部品や損傷している部品があれば、 使用する前に部品
を交換してもらうか修理してもらってください。
正しい粒度のサンディングベルトの選び方
• 様々な粒度のサンディングベルトがホームセンターなどで手に入り
ます。 一般的な粒度は :
• 粗目 (粒度40) 、 中目 (粒度80あるいは100) 、 細目 (粒度120)
です。
• 荒仕上げには粒度の低い粗目を、 表面を滑らかにするには中目、 仕
上げには細目を使ってください。
• 加工の目的に合った粒度のサンディングベルトを選ぶためには、 不
要な木片などで試し研磨をおこなってください。
• サンダーを最大限に活用するためには、 品質の良いサンディングベ
ルトをお使いください。
注意 : ベルトサンダーで研磨した後に、 オービタルサンダーで仕上げる
とさらに滑らかな仕上がりになります。 ただし、 木目のディテールも失
われるので注意が必要です。 研磨後にペンキで塗装する場合や木目
を生かす必要がない場合には、 オービタルサンダーでの仕上げ研磨を
お勧めします。
用途 / 製品の開梱 / ご使用の前に
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