3) ペルロンストッキネットを陽性モデルの端までしっかり被せます。ペル
ロンストッキネットの後ろ半分を糸で結び、陽性モデルの上にかぶせま
す。
4) 備考: しっかり結んで、成形中に空気が入らないようにします。
バルブダミーの周りに糸を巻き、シリンダー下でしっかりとペルロンス
トッキネットを結びます(画像参照 9)。
5) 小刀で切り取ってバルブダミーを外に出します(画像参照 10)。
6) カーボンファイバー帯ひもの層を、内側顆からシリンダーの上に被せ、
外側顆まで覆います(画像参照 11)。
7) カーボンファイバー帯ひもの層を、MPT(膝蓋腱中央)からシリン
ダーの上に被せ、膝後ろの開口部まで覆います(画像参照 12)。
8) シリンダーの下でカーボンファイバー帯ひもをしっかりと結びます(画
像参照 13)。
9) カーボンファイバー帯ひもをMPT(膝蓋腱中央)の周りに巻き付けます
(画像参照 13)。
10) バルブダミーを表に出します。
11) ペルロンストッキネット 1 つを陽性モデルの 2 倍の長さに切ります。
12) ペルロンストッキネットを陽性モデルの端までしっかり被せます。ペル
ロンストッキネットの後ろ半分を糸で結び、陽性モデルの上に被せます
(画像参照 14)。
13) PVA バッグを陽性モデルの上に被せてください。
14) オクソクリル注型用樹脂を使用してラミネーションを行ってください。
15) 注型用ラミネーション樹脂が充分に浸透したら:ポリエチレン粘着
テープで縛ることでシリンダー部分の過剰なラミネーション樹脂を末端
部に追いやります。このとき、しっかり巻いて、空気が入らないように
します。
16) 注型用ラミネーション樹脂を乾燥させて、湿ったサンドペーパーでラミ
ネーションを荒くざらざらにします。
17) ソケット取付用ブロック/ラミネーションアンカーを選びます。義肢ソ
ケットをしっかりしたフォームで成形する場合は、短いバルブダミーを
外して、長いバルブダミーに交換してください(画像参照 15、画像参照
16)
18) 選択したソケット取付ブロック/ラミネーションアンカーの取扱説明書
の記載とおりに、2 回目のラミネーションを行います。
19) 義肢ソケットの仕上げを行います(215 ページ参照)。
5.3 ソケットの仕上げ
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必要な材料:取付レンチ、633F30=2 合成潤滑剤 Polylub GLY 801
1) ソケットの輪郭に印を付けトリミングします。
2) サンドペーパーでバルブダミーを削ってプラスタバンドを取り除いてく
ださい。
215