2. 調節を行うには、上部スプリング (D) を取付穴から外
し、スプリングを延ばすまたは短縮するために必要な方
向にスプリングを回します。
3. スプリング上部を取付穴に 再度取り付け、遊びを確認し
ます。必要に応じてこの手順を繰り返します。
注 ビニール製スプリングカバー (B)は、調節時を除き常に
スプリング上にかぶせておいてください。
4. クラッチレバーを放したときに素早く「オフ」位置に 戻
らない場合、右ハンドルの横にある ケーブル固定部の締
め付けを確認します。クリップ上部は 上部ノブの5cm下
に、またクリップ下部は 下部ノブの10cm上に来るよう
にしてください。 上記の位置にクリップが取り付けられ
た状態で、ケーブルが自由にスライドするはずです。
駆動ディスクおよび従動ディスクの点検
警告
手足の切断の 危険
• エンジンおよびブレードが 動作中は、メンテナンス、
調節または修理を 行わないでください。
• エンジンおよびブレードを停止します。
• スパークプラグからスパークプラグコードを外し、 離
れた位置に固定します。
火傷の危険
• エンジンおよび関連部品は高温になります。
• 深刻な 火傷を防ぐために、すベての部品が冷えるまで
十分な時間を置きます。
芝刈り機が正しく動作しない場合、以下の問題を 確認しま
す:
1. 駆動ディスク(A、図22 24)表面のグリースが滑りの原
因となっている。
2. ドライブスプリング (B)が破損しているまたは外れて
いる。
3. 従動ディスク(C)が調節されていない。
4. 従動ディスクのゴムが摩耗しているため、駆動ディスク
に正しく 接触していない。
5. ポリVベルト(D)あるいはエンジンドライブ ベルト
(E)が摩耗している。
上記の1から5のいずれかが 原因である場合、次のように対処
します。
駆動ディスクおよび従動ディスクの清掃
駆動ディスクあるいは従動ディスクの接触面にオイルまたは
グリースが付着して 滑る場合、次のようにディスクを清掃し
ます。
1. きれいな布でオイルまたはグリースを拭き取ります。
2. 認可されたグリース溶液または熱い石鹸水で、 駆動ディ
スクあるいは従動ディスクを清掃します。
3. 部品を水洗いします。
4. きれいな布で部品を拭きます。
ドライブスプリングの修理・交換
ドライブスプリング(A、図23 25)が緩んでいる場合は、交
換します。 スプリングが破損している場合は、新しいスプリ
ングに交換します。
注 ラジオペンチを使ってドライブスプリングを取り付けま
す。
修理・交換後も駆動系が滑り続ける場合は、 「トラブル
シューティング」 .
従動ディスクの調整
駆動ディスクおよび従動ディスクがきれいなのに 芝刈り機の
駆動系が滑る場合、次のように従動ディスクを調整します:
1. 変速レバー(A、 図24 26)をFASTの位置にします。
2. 従動ディスクのスプリング(A、 図25 27)を従動ディス
クアセンブリ(B)から取り外します。またピンおよび
ワッシャー (C) を伝達ロッド(D)から取り外し、伝
達ロッドの先端を従動ディスクアセンブリの穴から取り
外します。
3. 従動ディスクアセンブリを スライドさせ(A、図26
28)、駆動ディスク(B)の端から3.2mmの位置にセッ
トします。
4. ジャムナット(A、図27 29)が伝達ロッド(B)を ピ
ボットブラケット(D)上のボールジョイント(C)に固
定しているので、これを緩めます。
5. ロッドをボーl ジョイントから回転させ、先端がロッドを
取り外した駆動ディスク アセンブリの穴(E)と合うよ
う調節します。
注 ピボットブラケットは動かさないでください。
6. ステップ 2で取り外したロッドを再度取り付けます。変
速レバーをSLOWの位置に設定し、その後FASTの 位置
に戻します。以前に説明があったように、従動ディスク
と駆動ディスクの間に3.2mmの距離があることを確認し
ます。必要に応じてt 再調整します。終了後、ナットを締
めます。
7. 従動ディスクスプリングを 従動ディスクアセンブリに再
度取り付けます。
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