4.3. 蘇生バッグの操作
•
患者の口と気道を確保し、 正しい姿勢にして気道を開くために、 推奨される方法を使
用します。
•
フェースマスクを患者の顔にしっかりと当てます。
•
手 (Ambu Mark IV Adult) をハンドルの下に滑り込ませます (Ambu Mark IV Baby にはサ
ポートハンドルがありません)。
換気: 吸気時、 胸部が上がることを観察します。 圧縮性バッグを圧迫する手を素早く
離し、 患者バルブから呼気が流出する音を聞き、 胸が下がることを目視で確認します。
•
吸気時に強い抵抗が続く場合は、 気道が閉塞していないか確認し、 気道を確保するた
めに患者の体位を変換します。
•
換気中に患者が嘔吐した場合、 直ちに人工呼吸器を外して患者の気道を確保し、 換気
を再開する前に蘇生バッグを、 数回、 力強く速く振って圧迫し、 吐しゃ物を排出します。
大量の吐しゃ物で空気の流れが遮られる場合は、 患者用バルブを分解して洗浄してく
ださい。 患者用バルブの分解および再組み立ての詳細については、 図
を参照してください。
6.1
•
外部装置を蘇生バッグに接続する場合は、 必ず機能試験を実施し、 外部装置に同梱さ
れた 取扱説明書 を参照してください。
マノメータポート (Ambu Mark IV Babyにのみ該当)
Ambu使い捨て圧力マノメータ、 または他社製の圧力計を患者バルブ上部のマノメータポー
トに接続できます。 キャップを外して、 マノメータ/圧力計を取り付けます。
圧力制限バルブ (Ambu Mark IV Babyにのみ該当)
圧力制限バルブは、 40 cmH
O (4.0 kPa)で開くように設定されています。
医師の判断により、 40 cmH
Oを超える圧力が必要な場合、 オーバーライドクリップをバルブ
2
に押すことで、 圧力制限バルブの動作を制限することができます。
2
または、 バッグを絞りながら人差し指を青いボタン上にのせても圧力制限バルブの動作を
制限できます。
126
2
および図
5.5
8
3.2
酸素投与
医師の指示に従って、 酸素流量を設定してください。
図4は、 Mark IV Adult と Mark IV Baby のそれぞれについて、 換気量と換気回数、 ガス流量
を変えたときに得られる供給酸素量の計算値を示しています。
4.4. 再処理:洗浄、 消毒、 滅菌
二次汚染のリスクを低減するために、 使用後は毎回、 以下の再処理方法に従って ください。
分解
手作業で再処理する前に、 蘇生バッグを
ババッグ付属)、
(Mark IV Baby 酸素リザーバチューブ付属) に示すレベルまで個々の部
5.3
品に分解して、 表面を洗浄できるようにします。
耐久性の異なる部品を同時に再組立することを避けるため、 再処理中は同じ装置の部品を
一緒にしておきます。
推奨される再処理手順。
Ambu Mark IV を完全に再処理するため、 表1に示す手順のいずれかを使用してください。
製品/コンポーネント
推奨される再処理手順 (1つを選択)
•
手洗いによる洗浄の後、 薬液による消毒。
Mark IV Adult および
•
手洗いによる洗浄の後、 滅菌。
•
熱殺菌ステージを含む自動洗浄の後、 滅菌。
Mark IV Baby (酸素リザ
ーバチューブを除く) 。
•
熱殺菌ステージを含む自動洗浄の後、 薬液による消毒。
Mark IV Baby 用の酸素
•
手洗いによる洗浄の後、 薬液による消毒。
リザーバチューブ
表 1: 推奨される再処理手順。
4.1 4.2
(Mark IV Baby 酸素リザー
5.1
5.2
(Mark IV Adult)、
および
に示す方法に従います。
5.4 5.5
5.6