5 使用前の準備
注意
不適切なアライメントや組み立てにより発生する危険性
義肢パーツの損傷により、装着者が負傷するおそれがあります。
► アライメントおよび組立方法に従ってください。
注記
義肢足部の研磨
義肢足部が磨耗し早期に劣化するおそれがあり ます。
► 義肢足部を研磨しないでください。
5.1 フットアダプターまたはアンクルブロックの取り付け
義肢足部にフットアダプターまたはアンクルブロックが取り付けられていな
い場合にのみ、取り付けが可能です。
5.1.1 フットアダプターの取り付け
► 取扱説明書に従って、義肢足部にフットアダプターを取り付けてくださ
い。
5.1.2 アンクルブロック(穀構造)の取り付け
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必要な材料:ボルト(203 ページ参照)、710D4 トルクレンチ、サンド
ペーパー(粒子サイズ40)、617H21 封止樹脂、617P37 硬化剤粉末、対
応する溶媒( 634A28など)、1WR95のみ:636W17 プラスチック接着剤
(日本では取り扱いがございませんので、代替品については
オットーボック・ジャパンにお問合せください。)
1) ボルトのネジ式ソケットをアンクルブロックの近位側から差し込みま
す。
2) 義肢足部の足底側からボルトを差し込み、アンクルブロックを義肢足部
にネジ固定します(トルクレンチ:30 Nm)。
3) アンクルブロックの形状を整えます。
4) 義肢足部とアンクルブロックのボルトを緩めます。
5) 義肢足部の外形にぴったり沿うように、アンクルブロックを磨きます。
6) 義肢足部の接着面をサンドペーパーでAP方向に荒くざらざらにします。
7) 接着面の汚れを取り除きます。
8) アンクルブロックと義肢足部を接着するために、封止樹脂と2% から
3% の硬化剤粉末を混ぜます。
9) 備考: ボルト穴には樹脂が入らないようにしてください。
アンクルブロックと義肢足部の接着面に樹脂を均一に塗ってください。
木材吸収性のため、少なくとも2 回塗布してください。
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