積載質量の前後方向の位置決めは以下のように行います:
センターロックがかかっていること ( ページプラットフォームのロッキング を参照 )、ならび
に 118 カメラおよびすべてのアクセサリが装着されていることを確認します。
チルトドラッグ設定ノブを (11) 最小最小設定位置まで回します。
注意! !
プラットフォームを安定させるためにパンバーを手で握った状態で、センターロックを外す (
ページプラットフォームのロッキングを参照 118)。
クランプレバーを (12) 下向きに押して、スライドプレートクランプを外し、スライドプレート
調整ノブを (13) プラットフォームドライブにはまるまで引き出します。ノブを回してスライド
プレートを前後方向に動かし、水平方向のバランスを取ります。
水平方向のバランスが取れているのは、プラットフォームが水平な状態で識別できる傾斜力が
パンバーに感じられない場合です。クランプレバーを上向きに (12) 引くことにより、スライド
プレートクランプをかけます。
バランスを取るのに十分な動きがスライドプレートで得られない場合は、ウエッジアダプタの
再位置決めを行い ( ページ保守を参照 119)、積載物を再装着し、水平方向のバランシング手順
を再度行います。
前後方向のバランスが取れた場合は、積載質量の重心高さを以下のように調節します:
パンバーを用いて、プラットフォームを前方および後方に傾けます。バランスが正しい場合、
傾斜角の大きさに関わらず識別できる傾斜力がパンバーに感じられず、また、 ヘッドは設定し
たチルト位置にそのまま留まるはずです。
プラットフォームが傾けられた時にヘッドが外れて落ちそうになる場合は、押し込んでバラン
ス調整ノブを (15) 時計回りに回し、重心高さの設定を上げます。ヘッドが中央位置にはね返る
傾向がある場合は、押し込んでバランス調整ノブを (15) 反時計回りに回し、重心高さの設定を
下げます。
注意: メモ : バランス調整ノブはマルチターン型のコントローラです。ノブをより容易に回転させる
ためには、ノブを回している最中に パンバーを用いて若干プラットフォームを傾けます。
積載質量の重心高さの調節が完了したら、前後方向のバランスが良好な状態のままであること
を確認します。必要であれば、スライドプレートの位置を再調節します。
バランシングを行った後は、ブレーキを解除し、ヘッドを両方の軸に対して動かし、スムーズに動作す
ることを確認します。
警告 ! 激しくバランスが崩れている積載質量に対して バランス設定を増大さ
せる場合は、(15) センターロックを外す前に行い、(16) プラットフォームが急
激に傾くことを防止すること。
日本語
117