4.2 エンリッチドエアーナイトロックスを使用する場合
このデバイスは、ナイトロックス呼吸ガス(酸素と窒素の混合ガス)と使用する
ことができます。ナイトロックス呼吸ガスの最大酸素濃度は40%です。
警告:適切なトレーニングを受けていない場合、ナイトロックス混合ガスを使
用しないでください。酸素割合が22%以上の混合ガスを使用する場合、この機器
をダイビングで実際に使用する前に、ナイトロックスと酸素を使用するダイビン
グに関する適切なトレーニングコースを必ず受講してください。
警告:ナイトロックスダイビングでは、最大許容深度(MDO)と最大曝露時
間は混合ガスの酸素割合に左右されます。
警告:ナイトロックスを使用する際、汚染物によって酸素の発火が誘発され
る危険があります。
警告:EN 12021の規定に基づく呼吸ガスの使用は、呼吸器の汚染につながる
可能性があります。
注:酸素の発火を回避するために、いかなる場合でも圧力容器のバルブは徐
々に開放してください。
4.3 酸素計算
酸素計算は現在採用されている暴露限界時間テーブルと原則に基づいています。
エアー/ナイトロックスダイブモードでは、CNS% 値と OTU 値は推奨限度の 80
% に達するまで表示されません。 どちらかの値が 80% に達すると、Suunto
EON Steel から通知され、その値は表示されたままになります。
• pO2 値がプリセット限界値を超えるとアラーム音(pO2 高アラーム)が
鳴ります。
• pO2値が0.18未満になった場合の警告アラーム音(pO2 低アラーム)
警告:酸素割合限界が最大限に達したことを示している場合、直ちに酸素暴露
を減少させる処置を取らなければなりません。警告が出された後も酸素暴露を減
らさないと、酸素中毒、傷害、死亡事故のリスクが急激に増加します。
注:カスタマイズして、常に CNS% と OTU が表示されるようにもできま
す。
5 動作環境
• 通常高度範囲:海抜0~ 3000 m (0~10,000 ft)
• 動作温度:0 °C~40 °C (32 °F~104 °F)
注意:氷点下でのダイビングは、ダイブコンピュータに損傷を与える
可能性があります。水に濡れた場合、デバイスが凍結しないように注意し
てください。
• 保管温度:-20 °C~+50 °C (-4 °F~+122 °F)
注: ダイブコンピュータを直射日光の当たる場所に放置しないでくだ
さい。
• 推奨充電温度:0° C~+35 °C / +32 °F~+95 °F
• メンテナンスサイクル:500 回の潜水または2年間 (いずれか早いほう)
警告:デバイスは、製品仕様にて指定された使用温度範囲内でご使用くださ
い。所定の使用温度範囲外でデバイスを使用すると、本体が損傷したり、安全性
が損なわれる可能性があります。
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