有効範囲
有効範囲は、HMIデバイスの起動ボタンで、マシンなどのプラントのセクションを操作でき
る範囲です。 有効範囲は、マシン付近に取り付けられたトランスポンダによって物理的に
形成されます。 各トランスポンダには一意のIDがあります。トランスポンダは、このIDを
葉の形をしたエリアに発信します。 このIDをHMIデバイスが受信し、それによってHMIデバ
イスはトランスポンダとの距離を測定できます。 トランスポンダの詳細については、有効
範囲の計画 (ページ 45)の章とHMIデバイスの取扱説明書を参照してください。
①
②
③
HMI デバイスが有効範囲内にあることを検出すると、オペレータは有効範囲で HMI デバイ
スにログオンできます。 有効範囲によって範囲を定められたプラントユニットを安全に操
作できるのは、正常に接続を確立した以後のみです。
複数の有効範囲が重なってはいけません。
プラントで使用可能なすべての有効範囲は、プロジェクトに保存されます。 有効範囲は、
プラントの受入れ手順によって検証されます。
Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作
機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01
有効範囲 1、1 台のトランスポンダによって形成
有効範囲 2、2 台のトランスポンダによって形成
このモバイルパネルは有効範囲 3 にあります。緊急停止ボタンが有効です。起動ボタンは、有
効範囲にログオンした後で有効になります。
用語の要約と定義
1.2 プラント内のエリア
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