デバイスの使用(Linux 環境の場合)
現在利用可能な各種の Linux ディストリビューションでは、インターフェイスの外観と雰囲気がバージョンによって
異なる場合があります。しかしターミナルアプリケーションで使用する一般的なコマンドセットはとても良く似て
おり、以下のような Linux の命令で参照することができます。このセクションのスクリーンショットの例は、
64 ビット環境で作成されたものです。
Linux のディストリビューションによっては、ターミナルアプリケーション画面で D500Sを正しく実行するために、
スーパーユーザー(ルート)の権限が必要な場合があります。
先に進む前に重要な注意:
D500S は Linux 上でデバイスを初期化できず、Windows または MacOS システム上で設定し、構成する必要が
1.)
あります。その後 Linux マシンで使用することができます。
Linux ログインでは、複雑なパスワードのみ使用できます。パスフレーズパスワードでは Linux にログイン
2.)
できません。
Linux で使用できる D500S 機能は限られています。一回限りの回復パスワード、暗号化消去パスワード、
3.)
管理者 / ユーザーのパスワード、読み取り専用モードのリセットと切り替えなどの機能は、Linux では
使用できません。
D500S には、Linux で使用できる以下の 4 つのコマンドがあります。
「D500S について」の情報を表示します。
Ikd500s_about
ドライブにログインできます。
Ikd500s_login
安全に高いセキュリティで D500S ドライブからログアウトできます。
Ikd500S_logout
デバイスの暗号化消去を実行し、ドライブを購入時の状態に戻し、ドライブに保管された
Ikd500S_resetdevice
すべてのデータとファイルを恒久的に削除します。
注:これらのコマンドを実行するには、「ターミナル」アプリケーションウィンドウを開き、各ファイルが存在する
フォルダを開く必要があります。各コマンドの前に、以下の 2 文字を付ける必要があります:./'(ピリオドとスラッ
シュの 2 文字です)
IronKey Linux コマンドパスへの移動方法の例:
「ターミナル」のアプリケーション画面を開き、プロンプト画面で次のコマンドを入力して、
32 ビット Linux
現在の ディレクトリを /media/ubuntu/IRONKEY/linux/linux32$ に変更します。
ユーザーの場合:
cd /media/ubuntu/IRONKEY/linux/linux32(入力の後、ENTER を押してください。)
「ターミナル」のアプリケーション画面を開き、プロンプト画面で次のコマンドを入力して、
64 ビット Linux
現在の ディレクトリを /media/ubuntu/IRONKEY/linux/linux64$ に変更します。
ユーザーの場合:
cd /media/ubuntu/IRONKEY/linux/linux64 (入力の後、ENTER を押してください。)
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