2.2
油圧テンシ ョナ安全注意事項
危険 : 以下の注意事項を遵守しないと、 重大な人身障害や死
亡事故の原因となります。
警告 : 油圧テンショナの取り付け、 操作、 メンテナンスは、
必ず高圧テンショナ装置および関連機材に精通した人員
が行ってください。 すべての計算は、 適切な訓練を受け、 ボ
ルト締めの経験があり、 資格を持つエンジニアが行ってください。
• 加圧された油圧装置の周辺で作業する場合、 必ず眼の保護具、 グ
ローブ、 ブーツを着用してください。 .
• 現場での作業時には、 作業領域をロープ
で囲み、 現場作業に関係がない、 必要人
員以外は、 絶対に作業領域に近寄らない
でください。
• テンショニング手順を開始する前に、 すべ
ての人員が高圧油圧装置が加圧し始める
ことを事前に認識していなければなりま
せんん。
• 油圧テンショナの最大許容ピストン移動範囲(ストローク)を超え
ないでください。 テンショナが最大伸展位置に近づく と、 インジケ
ーターを目視確認できます。 最大ストローク距離については、 テン
ショナ本体の刻印を参照してください。 . .
• 油圧テンショナの最大許容ピストン移動
範囲(ストローク)を超えないでください。
テンショナが最大伸展位置に近づく と、 イ
ンジケーターを目視確認できます。 最大ス
トローク距離については、 テンショナ本体
の刻印を参照してください。 .
• テンショナの加圧/減圧中は、 ボルト軸の
線上に立たないでください。 ボルトに故
障が生じた場合、 緩んだり破損した部品
が飛び出して、 重大な人身障害や死亡事
故の原因となります。 常にすべての人員
がこの危険性を認識していなければなり
0
ません。 .
• 加圧中の油圧テンショナの周囲には、 絶
対に必要な場合かつ圧力が安定している
ときにのみ近づいてください。 ポンプ圧
力計の監視を続けてください。 .
• テンショナのネジ込みプラー部分がスタッ ドに完全にねじ込まれ
ていることおよびネジが十分にみ合わされていることを確かめて
ください。 本書の後述のスタッドの寸法要件図(図4)を参照してく
ださい。 .
• 高圧油圧装置は、 誤用すると極めて危険です。 高圧時にオイル漏
れが見つかった場合は離れてください。 高圧状態の装置からの液
体噴出は、 皮膚を貫通する威力があり、 血液中毒の原因となりま
す。 このような事態が発生した場合、 直ちに治療を受けてくださ
い。 .
• システム加圧中は、 漏れの修理を行わない
でください。 修理を行う前に、 システムの圧
力計がゼロ(0)bar/psiを指していることを確
0
認してくだ.
• 加圧中の油圧カプラは外さないでくださ
い。 .
• 油圧テンショナは、 油圧ホースおよび継手
を持ってを移動させたり吊り上げないでく
ださい。 .
0
• システムの加圧前に、 すべての油圧ホースのアセンブリを慎重に
点検します。 損傷したり、 潰れたり、 ねじれているホースは、 直ぐに
交換してください。 .
• システムの加圧前に、 すべての油圧ホースが接続されていること
を確認してください。 各オス形カプラを対のメス形カプラに接続し
てください。 各カプラが完全に接合され、 所定の位置にしっかり固
定されていることを、 接続を実際に引っ張って確認します。 .
• 取り外したオス形カプラの後ろ側は加圧しないでください。 オス形
0
• ボルトの材料が初期加重を許容できることを確かめてください。
油圧テンショナは強力な工具のため、 スタッド/ボルトの張力/緩
衝特性が加重を支えるのに不十分な場合、 変形または破損する可
能性があります。 .
• システム加圧中は注意が必要です。 圧力は予想よりも早く上昇す
ることがあります。 加圧中は圧力計の監視を続けてください。 ポン
プをいつでも即停止できる準備をしておいてください。
• 電動ポンプの使用中は、 リリーフ弁が適切な設定に調整されてい
ることを確かめ、 油圧テンショナが各用途に過度な力をかけない
ようにしてください。 油圧作動圧力は、 1500 bar[21,750 psi]を超え
ないでください。 .
•
0
• 油圧テンショナ、 ポンプまたは関連構成部品のメンテナンスま
たは修理は、 どのような場合でも装置/機器が徐圧された状態(0
bar/psi)で実施してください。
3.0
仕様
最大作動圧力、 最大荷重、 最大ストロークなど、 テンショナの主な仕
様は、 油圧テンショナ本体の側面に刻印されています。 図1を参照し
てください。 設置および準備中、 これらの仕様に注意してください。
重要:テンショナの用途に必要な作動圧力は、 実際にはテンショナ本
体に刻印されている最大作動圧力よりも低い値に設定します。
GTシリーズテンショナの仕様については、 表2(本書の巻末)を参照し
てください。 .
4.0
外観および構成部品
GTシリーズテンショナの構成部品については、 図2を参照してくだ
さい。
124
• ホースは急な角度にねじったり折り曲
げないでください。 曲げ半径は、 各ホー
スタイプに製造業者が指定している最
小曲げ半径を超えないでください。
カプラは、 取り外し時に高圧に耐え
ることができません。 加圧状態で取
り外し中にカプラが外れた場合、 重
大な人身傷害の原因となります。
• サーキッ トの最後のテンショナの
メス形カプラのみ、 外した状態に
しておく ことができます。 その他の
カプラはすべて接続されていな
ければなりません。
加圧中のシステムは、 無人状態で放置
しないでください。 その場を離れなけ
ればならない場合、 圧力逃し弁を全開
し、 油圧計がゼロ(0)bar/psiを指してい
ることを確認します。