HistoCore SPECTRA H&E Staining System S2
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HistoCore SPECTRA H&E染色システムS2
HistoCore SPECTRA H&E染色システムS2は5種類の専用試薬からなり、推奨のプロトコールを使用することで、一貫した診断品質と使いや
すさが得られます。 本システムは、HistoCore SPECTRA ST染色装置でお使いいただけるよう最適化されております。
使用目的
本HistoCore SPECTRA H&E染色システムS2の試薬は、
試薬は、HistoCore SPECTRA ST染色装置専用です。 HistoCore SPECTRA H&E染色システムS2は、顕微鏡観察評価用の組織検体をヘマト
キシリンやエオジンで染色するために使用します。
提供される試薬
SPECTRA Hemalast S2(
SPECTRA Hematoxylin S2(
SPECTRA Differentiator S2(
SPECTRA Bluing Agent S2(
SPECTRA Eosin S2(
保管と安定性
室温(15~30°C)で試薬を保管してください。 可燃性製品については、各施設の保管要件に従ってください。
注意: 使用期限を過ぎたものは使用しないでください。
試料作成
固定
中性緩衝ホルマリン溶液などの一般的な固定液が使用可能です。 注記: 固定不足や過度の固定は、染色の品質低下を招くおそれがあり
ます。
パラフィン切片
加工処理とパラフィン包埋後、パラフィンブロックを標準的な2~5 µmの厚さで薄切りします。
HistoCore SPECTRA H&E染色システムS2の使用方法:
HistoCore SPECTRA ST 染色装置の動作パラメーターとプロトコールスケジュールによって、HistoCore SPECTRA H&E 染色システム
S2 の機能性と一貫性は最適化されています。
注記: 染色プロトコールはこちらからダウンロードできます。LeicaBiosystems.com/SPECTRAStainingProtocols
スライドおよび標本
染色前に乾燥ステップを行っていない場合は、スライドを 66~74°C で 15~22 分間乾燥させてください。
乾燥器の仕様:
SPECTRA H&E プロトコールの乾燥ステップの切り替え方については、HistoCore SPECTRA ST 取扱説明書を参照してください。
機器へのHistoCore SPECTRA染色システムS2設置:
HistoCore SPECTRA ST 染色液の左側にある高周波識別(RFID)スキャナーで、HistoCore SPECTRA H&E 染色システムボックスと個
々のボトルをスキャンします。 機器に表示されるメッセージに従って、試薬を所定の試薬容器に入れます。
HistoCore SPECTRA ST槽配置
ユーザーが指示すると、機器が自動的に槽配置を作成します。 槽配置には、ユーザーが選択した特定のプロトコールが含まれます。 機
器が特定の試薬ステーションに各試薬を割り当てます。 プロトコールのステップ 16 において、下記の手順に従い、95%アルコールを手
作業で複製する必要があります。
ステーション割り当てビューで、[Adapt Bathlayout(槽配置を適合)]ボタンを押します。
試薬ステーションを複製するには、画面をタッチして槽配置中の試薬ステーションを選択します。
最後に[Duplicate(複製)]ボタンを押すと、 同値記号(∞)と共に試薬ステーションがクリップボードに表示されます。
表示されたら、画面をタッチしてクリップボードに複製された試薬ステーションを選択し、槽配置中の複製元となったステー
ションの近くにある、目的の(使用可能な)ステーションに置きます。
変更を保存するには、[Finish(終了)]ボタンを押し、続いて表示されるメッセージに[Yes(はい)]か[No(いいえ)]
を選択して確定し、クリップボードに戻ります。
注記: 槽配置の適合に関するその他の手順については、SPECTRA ST 取扱説明書を参照してください。
撹拌設定:
撹拌設定はあらかじめ定義されています。 撹拌は設定 4 で行われます。 HistoCore SPECTRA ST 取扱説明書を参照してください。
浸漬時間:
HistoCore SPECTRA ST 染色装置の浸漬時間および機器設定を以下の表 1 に詳しく記載します。 HistoCore SPECTRA ST の操作につい
ては、HistoCore SPECTRA ST 取扱説明書に記載の指示に従ってください。
注意: ライカが推奨する検証済みの染色プロトコールを変更すると、染色品質や染色能力の低下を招くおそれがあります。
注意: 各HistoCore SPECTRA H&E染色システムS2の試薬は、すべて併用することで求める成果が得られます。 HistoCore SPECTRA H&E
染色システム以外の試薬や他のHistoCore SPECTRA H&E染色システムの試薬を代用すると、機能が低下します。
臨床検査による診断
3801590、380 mL)
3801591、380 mL)
3801592、380 mL)
3801593、380 mL)
3801594、380 mL)
専用です。 また、HistoCore SPECTRA H&E染色システムS2の
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