静的アライメント
* 患者が両足に同程度の体重をかけて立っていることを確認してくだ
さい。
* 正しい義肢の長さを確認します。
* 内旋/外旋を確認してください。
* つま先と踵に正しい負荷がかかっていることを確認します。
ダイナミックアライメント
患者がデバイスの機能に精通していることを確認してください。
患者が幾何学的ロックを有効および無効にできるか確認してください。
遊脚コントロール(図 8 )
油圧システムは基本設定で供給されます。
基本設定では、 バルブ「F」と「H」は両方とも 3 / 4 回転で開きます。バルブ「E」
は 1 ½ 回転で開きます。
注意:安全のため、患者が平行棒の間に立った状態で初期評価と調整を行っ
てください。
屈曲および伸展バルブの調整
以下のバルブを調整できます。
• バルブ「F」 :遊脚相における 60 ° を超える屈曲抵抗に影響します。
• バルブ「H」 :遊脚相における 0 ° ~ 60 ° の屈曲抵抗に影響します。
• バルブ「E」 :遊脚相における伸展抵抗に影響します。
患者がゆっくりと歩いている状態で屈曲の調整を始め、歩行速度を速めます。
調整ごとに、バルブを少しずつ(約 ¼ 回転ずつ)回します。各調整ステップ
の直後に結果を必ず確認してください。
観察されるかもしれない事象と対処法の概要を以下に示します。
• 患者が速く歩いていて、過剰な踵の蹴り上げが観察される場合は、踵の
蹴り上げが正常になるまでバルブ「F」を右に回して、遊脚相における
屈曲抵抗を増やします。
• 屈曲抵抗の変化を 0 ° ~ 60 ° の間で滑らかにするには、バルブ「H」を
右または左に回して、それぞれ抵抗を増やすか減らします。
その後、歩行を調和させるために伸展を調整します。
• 完全伸展したときのターミナルインパクトが軽減されるまで、 バルブ 「E」
を右に回して遊脚相における伸展抵抗を増やします。患者は完全伸展の
状態でわずかな突起を感じるべきです。
• 低速歩行および高速歩行において、スムーズで安全な歩行パターンが得
られるまでバルブ「F」と「E」を微調整します。
注意:バルブを完全に閉めないでください。バルブを締めすぎたり、すべて
のバルブを完全に閉めたまま膝継手を屈曲すると、バルブを損傷するおそれ
があります。
警告:バルブの調整では、常に膝継手を完全伸展できる必要があります。遊
脚相における過度の伸展抵抗は、膝継手の完全伸展を妨げ、立脚の安全性を
損なうおそれがあります。
注 : 一般に、患者の歩行速度が遅く、過剰な踵の蹴り上げが観察されない限り、
バルブ「H」を調整する必要はありません。 バルブ「H」は、デバイスの油
圧ハウジング( 8 H)の右側にある粘着ラベルで覆われています。
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