5 製品使用前の準備
注意
不適切なアライメントや組み立て、調整による危険
不適切な取り付けや調整が原因で、装着者が負傷したり義肢パーツが破損するおそれがありま
す。
アライメント、組み立て、調整方法については本説明書の指示に従ってください。
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5.1 使用に関する情報
注意
靴を装着せずに義肢足部を使用した場合に発生する危険性
表面のグリップ不足のため転倒の危険性
必ず靴を装着してから義肢足部ご使用ください。
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備考
本義肢足部にはフットシェルがありません
義肢足部に直接選択した靴を履きます。義肢足部の前脚パッドは、靴の滑りを防ぎ、
クッションとなります。
5.1.1 靴の選択
備考
義肢足部のスプリングには後方に突起があります。そのため、義肢足部がすべての靴に適して
いません。靴の上側が高すぎる場合、義肢足部にあるスプリングの突起が上に押し上がりま
す。これにより靴が破損することがあります。
義肢足部スプリンの後方突起により靴の上部が押されない靴を選択してください。
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義肢足部で階段を下がる際は、スプリングの突起に注意してください。.
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5.1.2 水中での使用
例えば砂浜でジョギングする、または水泳など義肢足部が水と接触する場合。
1) 注記! 水中で義肢足部を使用する場合は、必ず靴を装着してからご使用ください。もしくは、
ヒールウェッジが紛失することがあります。
水と接触前: 靴がしっかり装着されているか確認してください。
2) 水との接触後: 義肢足部を清掃してください (146 ページ参照)。
5.2 アライメント
備考
義肢足部の近位接続部にはプラスチック製のア プターカバーがついています。これにより、ア
ライメント調整中や試歩行の際に接続部に傷が付かないよう保護されます。
製作施設や試着室を離れて使用を開始する際に はアダプターカバーを外してください。
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5.2.1 剛性の選択
体重に応じて義肢足部の剛性を選んでください。
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体重制限は、テクニカルデータをご覧ください(147 ページ参照)。
5.2.2 ベンチアライメント
備考
義肢足部は、必ずヒールウェッジと組合わせて使用してください。
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