MCSE シリーズ取扱説明書
に実行された後、 MCSE安全弁はレディ状態になります(2)。 RUN-LED(1)はレディ状態で
点灯し、 信号出力は閉(41, 42=1)になります。 MCSEセーフティバルブは、 両方の安全入力
を介して制御可能な状態になります。
手順 4 で装置が電源電圧から切り離された場合
• MCSE安全弁が排気します。
• RUN LEDが点灯していない状態で、
• 信号出力はオープになります。 (41, 42=0).
8.1.4 PP制御時の信号シーケンス
CSE安全弁のPP制御中には、 以下の信号シーケンスが発生します(59ページの図8を参
照)。
MCSEセーフティバルブは、 手順1の前はレディ状態ですが、 作動していません。 この状態
(MCSE=0)では、 MCSE安全弁は作動ラインを排気します。
信号入力S22は、 手順1で24 Vで作動します。 同期時間(4)内に信号入力S12も24Vで作
動させると、 MCSE安全弁は手順2で加圧状態(MCSE=1)になります。 OUT LED が点灯し、
作動状態を示します。
モニタ(4)の同期時間は0.5s です。 信号入力1と2の状態は、 IN 1 LEDとIN 2 LEDで表示
されます。
信号入力1と2の間隔が監視のための同期時間より長い場合、 MCSE安全弁は非作動状
態のままです。 この状態(MCSE=0)では、 MCSE安全弁は作動ラインを排気し、 OUT LEDは
点灯しません。 IN 1 LED とIN 2 LED は高速で点滅し、 信号入力1 と2 が同期して作動
していないこ とを示します。 手順3で信号入力1および/または信号入力2が0で作動する
と、 MCSE安全弁は非作動状態(MSCE=0)になり、 作動ラインを排気し、 OUT LEDは消灯し
ます。 信号入力1および2は、 再加圧前に作動解除する必要があります。 この状態では、 IN
1 とIN 2 のLEDは消灯しています。
8.1.5 NCNC制御のための信号シーケンス
MCSE安全弁のNCNC制御中に以下の信号シーケンスが発生します。 (59ページの図10を
参照してく ださい)
MCSEセーフティバルブは、 手順1の前はレディ状態ですが、 作動していません。 この状態
(MCSE=0)では、 MCSE安全弁は作動ラインを排気します。
信号入力S22は、 スイッチを介して手順1でクロック出力S21と接続されます。 同期時間 (
6) 内に信号入力S12が第2スイッチを介してクロック出力S11に接続されると、
手順2でMCSE安全弁は 「起動待ち」 状態になります。 MCSE安全弁は非作動状態
(MCSE=0)を維持し、 作動ラインを排気します。 OUT LED がゆっく り点滅してこの状態を
示します。
信号入力を監視するための同期時間は0.5s で、 信号入力 1 と 2 の状態は IN 1 LED と
IN 2 LED で表示されます。
信号入力1と2の間隔が監視用同期時間より長い場合、 MCSE安全弁は非作動状態のまま
です。 この状態(MCSE=0)では、 MCSE安全弁は作動ラインを排気し、 OUT LEDは点灯しま
せん。 IN 1 LED とIN 2 LED は高速で点滅し、 信号入力1 と2 が同期して作動していない
こ とを示します。
手順3でスタート信号X2が、 0Vから24V(正フランク)に変更され、 手順4で24Vから0V(負
フランク)に戻ると、 手順4でMCSE安全弁は加圧状態(MCSE=1)になります。 OUT LED が
点灯し、 作動状態を示します。 信号X2を監視する時間は、 最小0.03sから最大3sの間で
す。 この監視時間内にX2が作動しない場合、 MCSE安全弁は排気状態のままになりま
す(MCSE=0)。
手順4の後、 S11とS12間、 またはS21とS22間の接続が対応するスイッチを介して遮断さ
れると、 MCSE安全弁は非作動状態(MCSE=0)になり、 手順5で作動ラインを排気します。
OUT LEDが消灯し、 再加圧するには、 信号入力1と2の両方をオープン/遮断する必要があ
ります。 この状態でIN 1 とIN 2 のLED が消灯しており、 スタートボタン X2 をも う一度押
す必要があります。
8.1.6 NCNO制御時の信号シーケンス
MCSE安全弁のNCNO制御中に以下の信号シーケンスが発生します((3 ページの図11 を
参照してく ださい)。
MCSEセーフティバルブは、 手順1の前はレディ状態ですが、 作動していません。 この状態
(MCSE=0)では、 MCSE安全弁は作動ラインを排気します。
スイッチは、 手順1において、 信号入力S22とクロック出力S21間の接続を開きます。 同期
時間 (6) 内に信号入力S12が、 第2スイッチを介してクロック出力S11に接続され
ると、 手順2でMCSE安全弁は 「起動待ち」 状態になります。 MCSE安全弁は非作動状
態(MCSE=0)のままで、 作動ラインを排気します。 OUT LEDがゆっく り点滅してこの状態を
示します。
信号入力を監視するための同期時間は0.5sです。 信号入力 1、 2 の状態は、 IN1 LED、 IN2
LED で表示されます。
信号入力1と2の間隔が監視のための同期時間より長い場合、 MCSE安全弁は非作動状
態のままです。 この状態(MCSE=0)では、 MCSE安全弁は作動ラインを排気し、 OUT LED
は点灯しません。 IN 1 LED とIN 2 LED は高速で点滅し、 信号入力1 と2 が同期して作動し
ていないこ とを示します。 手順3でスタート信号X2が0Vから24V(正フランク)に変更さ
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れ、 手順4で24Vから0V(負フランク)に戻ると、 MCSE安全は手順4で加圧状態(MCSE=1)
になります。 OUT LEDが点灯し、 作動状態を示します。 信号X2を監視する時間は、 最小
0.03sから最大3sの間になります。 この監視時間内にX2が作動しない場合、 MCSE安全弁
は排気状態のままになります(MCSE=0)。
手順4 の後、 S11-S12 間の接続が対応するスイッチで開かれるか、 または S21-S22 間
の接続が対応するスイッチで閉じられると、 MCSE安全弁は非作動状態(AS3-SOV=0)にな
り、 手順 5 で作動ラインを排気します。
OUT LED は消灯しています。 信号入力 1 と 2 は両方とも再加圧するために開閉する必要
があります。 この状態では LED IN 1 と IN 2 は消灯しており、 スタートボタン X2 を再度押
す必要があります。
8.1.7.
PM制御時の信号シーケンス
MCSE安全弁のPM制御中に以下の信号シーケンスが発生します(59ページの図9を参
照)
MCSEセーフティバルブはレディ状態ですが、 手順1前には作動していません。 この状態
(MCSE=0)では、 MCSE安全弁は作動ラインを排気します。
信号入力M は、 手順1において0Vで作動します。 同期時間(4)内に信号入力Pも24Vで作
動させると、 MCSE安全弁は手順2で加圧状態(MCSE=1)になります。 OUT LEDが点灯し、
作動状態を示します。
モニタ(4)の同期時間は0.5sです。 信号入力 PとMの状態は IN1 LED,IN2 LED で表示さ
れます。
信号入力PとMの間隔がモニタ用同期時間より長い場合、 MCSE安全弁は非作動状態の
ままです。 この状態(MCSE=0)では、 MCSE安全弁は作動ラインを排気し、 OUT LEDは点灯
しません。 IN 1 LED とIN 2 LEDは、 高速で点滅し、 信号入力1 と2 が同期して作動して
いないこ とを示します。
信号入力Pが24Vで作動しない場合、 または、 手順3で信号入力Mが0で作動しない場
合、 MCSE安全弁は非作動状態(MCSE=0)になり、 作動ラインを排気し、 OUT LEDは消灯
しています。
再加圧するためには、 信号入力が0Vで、 信号入力Mが0Vでないこ とが必要です。 この状
態では、 IN 1 とIN 2 のLED が消灯します。
8.1.8 障害発生じの信号シーケンス
MCSE安全弁の作動中に不具合が発生すると、 MCSE安全弁は安全状態になります。 作動
ラインの排気により安全な状態となります。
エラーが発生した場合:
• MCSE安全弁が作動ラインを排気し、
• 信号出力を開き、
• 赤色LEDが故障のフラッシュコードを示します。
フォルトが発生すると、 以下の信号シーケンスが発生します (3 ページの図 7 を参照) 。
デバイスは、 手順1 でフォルトフリーで作動します。 信号出力 (41, 42=0) は、 フォルト (3)
が発生した場合、 手順2で開きます。 ERR LEDは、 長いシーケンスと短いシーケンスで構
成されたフラッシュにより故障番号を示します。
このエラー番号からエラーを解析するこ とができます。 手順4でデバイスの電源がオフに
なり、 フォルトが修正されます。 手順5でデバイスのスイッチがオンになり、 フォルトが修正
されると、 セルフテスト(7、 約1.0 秒) 後、 手順6で、 デバイスは再び動作できる状態になり
ます。
次の表は、 対応する障害の原因を表すフラッシュコードの概要を示していま
す。
点滅
LED
ロング
ショート
1
1
1
2
2
4
4
3
3
8
エラー
3
9
4
1
4
2
3
4
2
9
3
1
© 2021, ROSS CONTROLS
JP / 日本語
エラー原因
供給電圧が低すぎる
供給電圧が高すぎる
入力S12とS22の間の交差回路
電源電圧をAC電圧として検出
加圧時の時間監視
排気中の時間監視
排気中の時間監視
排気中の時間監視
入力X2の不定レベル
入力S12の不定レベル
入力S12の不定レベル
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