13.1. 空気圧の設定
ショックのコンプレッションレバーまたはノブ(青色)を、完全にオー
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プンのポジションまたはオフのポジションに設定し、次にリバウンド
ノブをクリック許容範囲の真ん中に設定します。
高圧ショックポンプをエアバルブに取り付け、サスペンションカリキュ
■
レーターによる個人向けの基準的なサスペンション設定に基づいて
ショック圧力を設定します。
13.1
A
図 13.1
サグ(エア圧)を確認するために、O リングを押し上げてシールにぴっ
■
たりと付けます。壁を支えに利用してバイクにまたがり、サスペンショ
ンを跳ねさせずに、通常のライディングポジションでサドルに座りま
す(A) 。乗車の最中にサグを設定しないでください!
ショックシールと O リングの距離(B)を測定して、サグをチェックし
■
ます。サグが希望する設定に近づいたら、目標のサグが得られるまで、
必要に応じて、5 psi(0.35 Bar)ずつ空気圧を増減させます。
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サグは、バイクにライダーの全体重をかけた状態で、跳ねさせずに、
O.リングからショック本体のシールまでの間隔で計測します。圧力
が正しく設定されていれば、 サグ(エア圧)は、 ライダーの熟練度/.
好み、地形の状態によって異なるものの、約 19.mm のストローク
値となります。ライダーの重量が 136.kg./.300.lbs に近づくと、サ
グがバイクの規定量を超える可能性があります。
空気圧を調節した後には、空気圧を均衡させるため、ショックまた
はフォークを数回動かしてください。
注意:ショックのメーカーが規定している最大空気圧を超えないで
ください。ショックの最大空気圧については、ショックメーカーの
仕様を参照してください。
13.2. リバウンドの調整
リバウンドダンピング(赤色のノブ)は、圧縮されたショックが戻る速度
をコントロールします。各リアショックには一定範囲のリバウンドクリッ
クが備わっており、リバウンドのリターン速度を微調整できます。
お使いのバイクの設定に用いるサスペンション設定ツールが提供して
■
シール
いる範囲内で、ライダーの体重をはじめ、ライダーの熟練度/好み、
地形の状態に基づいて、リバウンドを調節します。必要であれば乗車
O.リング
の間に微調整を行います。サスペンション設定ツールにアクセスでき
ないときは、クリック範囲の中間点から開始してください。
右に回すとリバウンドが遅くなります(より体重が重いライダー、よ
■
り低速、より大きな衝撃) 。
左に回すとリバウンドが速くなります(より体重が軽いライダー、よ
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り高速、小さなバンプ、より確かなトラクション) 。
推奨されているクリックから大きく逸脱した設定は避けてくださ
い。許容範囲から大幅にずれていると、乗り心地に悪影響を与える
ことがあります。