システムの説明
麻酔ガス回収システム(AGS)は、単独では使用
できません。余剰ガス排出システム(AGSS)の 3
つの構成要素の 1 つとして使用されます。その他
の構成要素は以下の通りになります。
–
トランスファーシステムは、トランスファー
ホース(1 本または 2 本)から成り、基本装置
(Dräger 社製麻酔器、Dräger 社製人工呼吸器)
の余剰ガス排出ポートと AGS 本体とを接続し
ます。
–
排出システムは、端末装置、排出装置および排
出ホースから成ります。
該当する AGSS 端末装置の取扱説明書に従って下
さい。
アイコン
気圧
相対湿度
温度制限
製造元
製造日
REF
パーツ番号
数量
インレット
アウトレット
この製品は、医療機器(CE適合性評価)
MD
です
略号
AGS
麻酔ガス回収システム
AGSS
麻酔ガス排出システム
準備
警告
患者に危害が及ぶ恐れがあります。
AGS は取扱説明書に従って組み立てて下さい。
AGS の基本装置への取り付け
1
基本装置の適合するピンに AGS の長穴を合わ
せて吊るし、所定の位置まで滑り降りるように
して下さい。基本装置の取扱説明書に従って下
さい。
取扱説明書 麻酔ガス回収システム(AGS)
AGS をレール上に取り付ける
1
レールクランプをAGS本体に取り付けます。
2
AGS をレールに掛け、つまみをねじって固定
します。
AGS 本体の接続
トランスファーホースの接続
注意
人体に危害が及ぶ危険性
ホースの着脱を行う際は、かならずスリーブ部
分を持って下さい。それ以外の部分を持つと、
引っ張る力が強すぎてホースが破損する恐れが
あります。
該当する装置の取扱説明書に従って下さい。
トランスファーホースを 1 本使用する場合:
注意
使用していないノズルは、スクリューキャップ
で閉じて下さい。
1
トランスファーホースを指定されたノズルに取
り付けます。
トランスファーホースを 2 本使用する場合:
1
使用していないノズルのスクリューキャップを
取り外します。
2
2 本目のトランスファーホースをノズルに取り
付けます。
麻酔ガスモニターのサンプルガスリターンライン
の接続
AGS は、麻酔ガスモニターが排出したサンプルガ
スを回収して排出します。
該当する装置の取扱説明書に従って下さい。
1
サンプルガスリターンラインをモニターのサン
プルガスアウトレットへ接続します。
2
ホースコネクターをAGS本体のカプラーにカ
チッと音がするところまで差し込んで下さい。
排出ホースの接続
1
AGS 本体の該当するノズルに排出ホースを接
続します。
A
2
排出ホースのコネクター(A)を排出システムの
端末装置(B)に接続して下さい。
警告
人体に危害が及ぶ危険性
使用前に、AGS を含めすべてのパーツを接続した
状態で、麻酔呼吸システムのセルフテストを実施
して下さい。
フローチューブが正しく機能することを確認して
下さい。
操作
警告
人体に危害が及ぶ危険性
使用前と使用中に、フローチューブ内のフロート
位置に基づいて吸引フローを確認する必要があり
ます。
吸引フローが高すぎたり低すぎたりする場合は、
「故障、原因、対処方法」を参照して下さい。
警告
人体に危害が及ぶ危険性
排出装置なしで AGSS を使用する場合は、
EN ISO9170-2 規格に準拠した回収システムを使
用する必要があります。
警告
人体に危害が及ぶ危険性
ホースがねじれたりしていないことを確認して下
さい。
注意
患者に危害が及ぶ恐れがあります。
使用前に毎回、フローチューブにひび割れがな
いことを確認して下さい。
損傷のあるフローチューブは交換して下さい。
日本語
B
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