トラブルシューティング、お手入れ方法および保守; エラー表示; プレートに気泡が見られる場合; チップコーンに液体が入った場合／ピストンへのグリース塗布 - 3M 6502 Manual Del Usuario

7. トラブルシューティング、お手入れ方法および保守
7.1. エラー表示
3M エレクトロニック ピペッター II - 1 mLには、ピペッターの機能を管理するモニタリングプログラムが内蔵されています。
ディスプレイに［Error］と［Press Ent.］というメッセージが表示された場合は、ピペッターが正常に機能しなかったことを示
します。以下の手順に従い、エラーメッセージを消去してピペッティングを再開します。
1. ピペッターをスタンドにセットするか、アダプターを接続して、30分以上充電します。
2. を押して、エラーメッセージを消去します。ディスプレイには、［reset］および［press tip］というメッセージが表
示されます。
3. チップイジェクトボタン
7.2. プレートに気泡が見られる場合
3M ペトリフィルムプレートに小さな気泡が多数見られる場合は、分注速度が速すぎると考えられます。分注速度を低速に
設定します（セクション6.8「速度の選択」を参照してください）。
より粘度の高い検体では、分注中に検体表面（液面）にチップを接触させておくと、大きな気泡が単体で発生する場合が
あります。気泡の発生を防ぐには、分注中、液面から5 mm以上の高さにチップを保ちます。
7.3. チップコーンに液体が入った場合／ピストンへのグリース塗布
チップコーンフィルターの上まで液体を吸引した場合は、以下の手順に従ってチップコーンをクリーニングしてくだ
さい。
分解：
1
3
4
5
6
1. バッテリーパック（1）を取り外します。
2. チップイジェクターカラー（2）を反時計回りに回して取り外します。
3. チップコーンホルダー（3）を反時計回りに回して取り外します。
- チップコーンホルダー（3）
- チップコーン（4）
- ばね（5）
- チップコーンフィルター（取り付けられている場合）
4. 隠れていたピストン（6）を反時計回りに回して取り外します。
5. 70%エタノールで湿らせた柔らかいリントフリークロスで、チップコーンを軽く拭きます。チップイジェクターカラー
の内部は、綿棒でクリーニングできます。
6. 各部品を乾燥させます。
7. ピストンの表面にグリースを薄く塗布します。
注：3M食品衛生部門の担当者が特に推奨する専用のピストングリースのみをご使用ください。他のタイプのグリースを使
用すると、ピストンに損傷を与えることがあります。
ピペッターを組み立て直して、キャリブレーションチェックを実行します。
8. ピストン（6）時計回りに回して所定の位置に取り付けます。
9. ピストン（6）にかぶせるように、ばね（5）を取り付けます。
10. チップコーン（4）を所定の位置に押し込み、チップコーンホルダー（3）を回しながら締めて取り付けます。チップコ
ーンフィルターを再度取り付けます。
のいずれかを押して、ピペッターをリセットします。
2
14
JA
(日本語)