に炎症が生じたり出血し始めた場合は本機器使用を中
止してください。
• 出血性疾患の患者または抗凝固薬を使用している患者
で出血が再発した場合は、 本機器を使用しないでくだ
さい。
• 気管孔内に肉芽組織が形成された場合は、 本機器の使
用を中止してください。
2. 使用方法
2.1 準備
正しいサイズの選択
直径:密着させ、 しっかりと固定させるためには、 ラリボタ
ンの保持カラー径を気管孔入口の直径よりも大きくする
必要があります。 手を使わない発声では、 このことが特に
重要です。 定規で気管孔 (最大径) のサイズを測定し、 そ
れに応じてプロヴォックスラリボタンのサイズを決定しま
す。 特異な形状の気管孔では、 密着させることが困難な場
合があります。 小さすぎる径を選択すると十分に密着しな
いため、 本機器の脱落や発声時の空気漏れを起こすことが
あります。 幅の広すぎるラリボタンを選択すると、 気管孔の
刺激や損傷を生じることがあります。
長さ:ほとんどの場合、 プロヴォックスラリボタンの保持カ
ラーが気管孔開口部の真後ろにピッタリとはめ込まれる短
めのサイズが、 正しいサイズです。 しかし、 短すぎると気管
孔から脱落することがあります。
患者さまに処方すべきラリボタンのサイズ選択には、 プ
ロヴォックスラリボタンサイザーキッ トが役立ちます。 サイザ
ーキッ トには、 市販のプロヴォックスラリボタンのサンプル
が同梱されています。
注意:装着時はラリボタンがヴォボイスプロテーゼの気管側
フランジにあたらないよう常に確認してください。
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