5.3 エルゴグリップの選択と使用
バイアル、カプセル、または試験管に分注する時は、
専用のアダプタを使用できます。サンプル容器の安定
性と分注ヘッドの先端による位置合わせのしやすさを
確保するために、Q3分注モジュールには3つのエルゴ
グリップが付属しています。
75 mmを超える高さのサンプル容器を使用すると
きは、計量皿に直接置くか、アダプタとエルゴグ
リップアダプタホルダー(1)を使ってください。
エルゴグリップ アダプタホルダーの凸部は、アダ
プタ(および容器の開口部)が確実に計量皿の中
心に来るように設計されています。
75 mmを超える高さのサンプル容器を使用し、さ
らに安定性が必要なときは、アダプタとエルゴグ
リップアダプタスタビライザー(2)を使ってください。
高さ75 mm未満のサンプル容器を使用するときは、背の高いエルゴグリップ底上げパーツ
(3)を使ってください。このエルゴグリップの表面は完璧に平らですので、計量ボートなど
のアダプタなしでサンプル容器を使用できます。
Q3分注モジュールに付属しているエルゴグリップは、背の高い風防が付いたすべてのXPR分析天び
んと互換性があります。背の低い風防が付いたXPR分析天びんを使用する場合、サンプル容器やア
ダプタは直接計量皿の上に置いてください。さらに安定性が必要な場合は、別売りのエルゴグ
リップバイアルをご使用ください。アクセサリを参照。
5.4 粉体分注
5.4.1 バイアルなしの分注ヘッドの使用
分注ヘッドの首部分には一定量の粉体が収まるため、
ほぼすべての分注ヘッドはバイアルありでもバイアル
なしでも使用できます。ごく少量の分注には、分注
ヘッドをバイアルなしで使用することが特に適してい
ます。この場合、分注ヘッドは付属のスペアキャップ
(1)で閉じる必要があります。QH002、QH008、
QH010、QH012の分注ヘッドの首部分(2)の容量
は、順に2 ml、8 ml、10 ml、12 mlです。
5.4.2 粉体分注ヘッドのバイアルの充填
分注ヘッドに容易に充填または再充填できるソフトウェア機能は、天びんのターミナルから利用
できます。詳しくは天びんのリファレンスマニュアルを参照してください。
メソッド一般計量がターミナルで実行されています。
分注ヘッドは取り外されています。
1 分注ヘッドを上下逆さにします。
2 取り付けられたバイアルにすでに粉体が入っている場合は、やさしく叩いて残りの粉体もバイ
アルに戻します。
Q3分注モジュール
1
2
3
1
2
21