取り付けと調整:
ja
LOOKのビンディングは、ご使用者様を最大限に守り、機能を提供できるように設計されてい
ます。
ビンディングの取付・調整は、必ずLOOKスキー/ビンディング/ブーツの適正な取付・調整に
必要な技術的知識を持つ指定販売店に依頼してください。
指定販売店が行った調整をご自分で変更しないことを推奨いたします。
解放値:
解放値の調整は、スキーヤーの体重、年齢、技術レベル、靴底の長さなど多数の条件によっ
て決まります。
調整不良はビンディングの動作を妨げ、重大な結果を招きかねません。
解放値の管理には、所定の器具を使用することを強く推奨します(ISO 11110参照)。
ビンディングの解放値の調整はご使用者様自身が行わず、指定販売店に依頼するようお願い
いたします。
不用意な調整:
調整の指標は国際基準に準じています調整の指標は国際基準に準じています。これらの指示が
ある種のスキー(娯楽としての競走スキー)に適さないとしても、多くの標準クラスのアマチ
ュアスキーヤーに必要なリリースとホールドに適した指標が想定されています。
これらの指示を守ることによって、調整の指標を誤って解釈したことによる怪我のリスクを小
さくすることができます。しかし、スキーを行う場合、特有のリスクがあります。単純な転
倒、物との衝突、その他多くの要因によって怪我をすることがあります。多くの怪我は、ビン
ディング・リリース・システムが良好に機能することとは無関係です。
また、スキー/ビンディング/ブーツ・システムは、正しく調整されていても、あらゆる状況
下でスキーヤーを保護できるわけではありません。
ビンディングのリリースやホールドの問題が、選択された調整と無関係な場合もあります。
ご使用者様のスキースタイル、スキーブーツとビンディングの不適合、リリースシステムの摩
耗・損傷などに起因することもあります。ご使用者様の情報を指定販売店にきちんと伝え、ス
キーをなさる前に検査・修理を受けてください。
標準スキーヤーに合わせた値での調整にご不満なご使用者様は、ご自分とは違うグレードに合
わせて、以前に落ちたときの解放値を変えてみたり、標準の指示より強く、あるいは弱くした
くなるかもしれません。
しかし、転倒時にビンディングによるリリースが起きやすくするために調節を弱めると不適切
なリリースが起きる危険性があります。
注意:
ビンディングのリリース不良を起きにくくする目的で調節を強めると、転倒時のビンディング
の解放能力が低下します。
指定販売店はお客様の解放値の選択をお手伝いすることはできますが、最終的な調整の指示は
お客様の判断となります。
ご使用時の推奨事項:
下肢にかかる力にスキー/ビンディング/ブーツ・システムを対応させるためには、滑走時に
ブーツの留め金を全てしっかり固定することが重要です。
ブーツを履く前に、雪その他のゴミを靴底から取り除き、きれいにしてください。
靴を履くとき(図1-2)
ヒールグリップが開放位置にあることとヒールのレバーが下の位置にあることを確認してくだ
さいブーツのつま先をストッパーのアゴ部分に入れ、ブーツのかかとをヒールグリップの舌部
に置いてブーツをしっかりと固定してください。
靴を脱ぐとき(図3-4):
ビンディングのヒールピースのレバーの上にストックをのせ、かかとを上げて強く押してく
ださい。