中央にある十字線と薄いグレーの線の間の距離は、 傾きの割合と比例しています。 カメラのモ
ーションセンサーのキャリブレーションを実行した後、 動くラインはメーターの軸に重なると色
が青に変わります。
カメラが真上を向いていたり、 頭上からのショットのためにカメラが真下を向いている場合、
水平メーターはこれを考慮して機能します。 カメラを回転させ縦長で撮影する場合、 水平メータ
ーは軸を90º傾けます。
以下の表は、 カメラの傾き状態を示す、 水平メーターの表示例です。
水平メーター
通常の使用方法では、 水平メーターが真っ直ぐで水平になるようにキャリブレーションしてくだ
さい。 特定のダッチアングルや、 上または下からのショット用に一定の傾きを維持するために水
平メーターを使用したい場合は、 カメラを傾斜させて水平メーターをキャリブレーションでき
ます。 水平メーターのキャリブレーションに関しては、 「モーションセンサー・ キャリブレーショ
ン (MOTION SENSOR CALIBRATION) 」 を参照してください。
十字線 (Crosshair)
フレームの中央に十字線を配置します。 これは3x3グリッドと同様に非常に便利な構図ツール
で、 ショットの被写体をフレームの中央に簡単に配置できます。 これは、 カットがすばやく切り
替わるシーンなどの撮影に使用されます。 視聴者の目をフレームの中央にフォーカスさせてお
く ことで、 速いスピードの編集でもフォローしやすくなります。
ドット (Dot)
フレームの中央にドットを配置します。 これは十字線と同じような役割を果たしますが、 オーバ
ーレイが小さいので邪魔になりません。
HDMIまたはSDI出力でのグリッドの使用に関しては、 このマニュアルの 「モニター設定
メモ
(MONITOR) 」 セクションを参照してください。
セーフエリアガイド
LCDタッチスクリーンのセー フエリアガイドのオン/オフを切り替え、 セー フエリアガイドのサイズを
設定できます。
セー フエリアは、 放送プロダクションで、 視聴者がショット内の最も重要な部分を見られるかどうか
を確認するために使用します。 ショット内の最も重要な部分を、 中央の 「セー フエリア」 内に収めるこ
とで、 テレビなどでクロッピングされることを防ぎます。 またスクリーンの端にウォーターマークやニ
ュースティッカー、 その他のオーバーレイを追加するスペースを確保できます。 多くの放送局は、 タイ
トルやグラフィックなどの重要なコンテンツが90%セー フエリアに収まっ ている状態でフッテージが
納品されることを要望します。
意味
カメラは真っ直ぐで水平
カメラは水平だが下に傾いている
カメラは真っ直ぐだが左に傾いている
カメラは上と右に傾いている
タッチスクリーン・ コントロール
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