ダイナミックレンジ (DYNAMIC RANGE)
ダイナミックレンジのアイコンをタッ プして、 「ダイナミックレンジ (DYNAMIC RANGE) 」 設定を調整
できます。 Blackmagic Studio Cameraのダイナミックレンジ設定は3つあります:
「Video」 設定は生放送に最適です。 そのままの納品やポスト プロダクションの作
Video
業が最低限で済む、 高コントラストのルックで収録できるため、 作業効率が上がり
ます。
この設定はRec.709を使用し、 中間グレーの6ストップ上、 鏡面ハイライトではさら
に3ストップに対応しています。 これは、 正確な開始点と同時に、 美しいガンマカー
ブを得るのに適したオプションです。
「ExtendedVideo」 設定は、 BlackmagicWideGamutに基づいており、 コントラス
Extended Video
トと彩度が適用されています。 「Video」 モードとの最も顕著な違いは、 プリント フィ
ルムの特徴であるマゼンタ/グリーン軸の彩度が少ないイメージとなり、 ハイライト
のロールオフが 「Video」 モードより際立っているため、 ハイライトの彩度が低くなり
ます。 ガンマカーブの曲線がよりフラットなため、 彩度が下がります。
「Film」 設定は、 Logカーブを用いてビデオを収録します。 最大のダイナミックレンジ
Film
を維持することで最も多くのビデオ信号の情報が得られるため、 DaVinciResolve
などのカラーグレーディングソフトウェアの能力を最大限に活用できます。
「Film」 モードで、 Blackmagic RAWで収録する場合、 タッチスクリーンには薄暗く彩
メモ
度の低いイメージが表示されます。 これは、 グレーディング前の多くの情報が含まれたイ
メージファイルを標準のディスプレイに合わせているためです。 しかし、 標準のコントラス
トをシミュレートするディスプレイLUT (ルックアッ プテーブル) を使用して、 LCD、 HDMIお
よびSDI出力でビデオをモニタリングできます。 詳細は、 このマニュアルの 「3D LUT」 セク
ションを参照してください。
プロジェクトフレームレート
プロジェクト フレームレートは、 映画やテレビ業界で一般的に使用されているフレームレートを選択
できます。 例えば、 23.98fpsなどです。 通常、 このフレームレートは、 ポスト プロダクション ・ ワークフ
ローと納品で求められる、 再生速度およびオーディオ同期に合わせて設定します。
プロジェクト フレームレート設定は、 23.98、 24、 25、 29.97、 30、 50、 59.94、 60fpsの8つに対応し
ています。
メモ
ATEM Miniを介してマルチカム収録を行う際、 Blackmagic Studio Cameraのフレー
ムレートは、 ATEM Miniのフレームレート設定と一致するように変更されます。 SDIベース
のATEMスイッチャーを使用している場合は、 カメラでプロジェクト フレームレートを設定
して、 スイ ッチャーとマッチさせる必要があります。
オフスピード収録 (OFF SPEED RECORDING)
デフォルトでは、 プロジェクト フレームレートとセンサー フレームレートは、 自然な再生速度では一
致するようになっています。 「オフスピード収録 (OFF SPEED RECORDING) 」 スイッチをタッ プす
ると、 個別にセンサー フレームレートを設定できます。
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