注: 後で後退側圧力も調節する場合には、 「B」 ポートに0-
15,000 psi[0-1,034 bar]の圧力計を取り付けます。
3.
逃し弁ロックナッ トを弛め、 設定ネジを調節できる状態にしま
す。
4.
バルブハンドルを中立/保持位置 ( 「3」 ) まで回します (ハンドル
位置は図10を参照) 。
5.
ポンプを始動してオイルを温めます。
6.
バルブハンドルを前進/負荷位置 ( 「1」 ) まで回します。 圧力が高
まるのを待ちます。
7.
圧力を上げる場合 : ポンプを運転した状態で、 「 A」 ポートが目
的の圧力に達するまで、 逃し弁の設定ネジをゆっく りと時計方
向に回します。
注 : ロッキングバルブブロック内のパイロッ ト動作式のチェック
バルブにより、 設定ネジを反時計方向に回しても、 圧力は下が
りません。 圧力設定を下げるには、 以下の8aから8eまでの手順
に従います。
8.
圧力を下げる場合 :
a.
ポンプが運転されていることを確認します。
b.
バルブハンドルを少しの間だけ後退/シーティング位置 ( 「
2」 ) まで回します。 次にハンドルを中立/保持位置 ( 「3」 ) ま
で回します。 これにより、 パイロッ ト動作のチェックバルブ
が動作し、 「 A」 ポートの圧力が逃がされます。
c.
逃し弁の設定ネジを反時計方向に1回転させます。
d.
バルブハンドルを前進/負荷位置 ( 「1」 ) まで回します。
e.
「A」 ポートが目的の圧力に達するまで、 逃し弁の設定ネ
ジをゆっく りと時計方向に回します。
注 : 後退側の圧力制御弁を正しく作動させるには、 逃し弁
の設定は少なく とも7,000 psi [482 bar]でなければなりま
せん。
9.
所要の圧力設定が得られたら、 ロックナッ トで設定ネジを固定
します。 締めすぎないようにしてください。
10. バルブハンドルを中立/保持位置 ( 「3」 ) まで回し、 圧力の変化
の状態を確認します。
注 : バルブは最初の30秒間で初期圧力から5%低下しても構い
ませんが、 その後は安定しなければなりません。
たとえば、 [689 バール](10,000 psi)の圧力設定では、 30秒間に
[34バール](500 psi)だけ低下して最終的な圧力値が[655バー
ル](9,500 psi)になっても構いません。 次の10秒間の追加の圧
力の低下は、 最大で[10 バール](150 psi)まで許容されます。
B
「B」 ポート
ロックナッ ト
図9、 調節の詳細、 逃し弁
逃し弁本体 (回してはなりま
せん)
A
「A」 ポート
設定ネジ
2
3
1 = 前進/負荷
2 = 後退/シーティング
3 = 中立/保持
図10、 バルブハンドル位置
11. 圧力の変動の点検が終了したら、 バルブハンドルを前進/負荷
位置 ( 「1」 ) に戻し、 圧力設定を再び点検します。
12. ポンプを停止する前に、 バルブハンドルを少しの間だけ後退
位置 ( 「2」 ) まで回すことにより、 「 A」 ポートの圧力を逃がしま
す。 次にハンドルを中立/保持位置 ( 「3」 ) まで回します。 「 A」 ポー
トの圧力計がゼロ (0) psiを示していることを確認します。
13. ポンプを停止します。
後退側圧力制御弁の設定
以下の手順に従って後退側圧力制御弁を設定します。 (図10と11を
参照)
1.
前のセクションで説明した手順に従って、 逃し弁の圧力を設定
します。 圧力の設定時には、 必ず先に逃し弁の圧力を設定して
から、 後退側圧力を設定します。
2.
「A」 ポートと 「B」 ポートの両方に[0-1,035
psi) の圧力計を取り付けます (それまでに取り付けていない場
合) 。
3.
調節ができるように、 後退側圧力制御弁の調節ネジのロックナ
ッ トを弛めます (図11を参照) 。
4.
バルブハンドルを中立/保持位置 ( 「3」 ) まで回します (ハンドル
位置は図10を参照) 。
5.
ポンプを始動してオイルを温めます。
6.
バルブハンドルを後退/シーティング位置 ( 「2」 ) まで回し、 圧力
が高まるのを待ちます。 「 B」 ポートの圧力計は、 [448 bar +/-34
バール](6,500 psi +/- 500 psi )を示さなければなりません。
7.
圧力の調節が必要な場合には、 アレンレンチを使用して、 圧力
を下げるには圧力制御弁の設定ネジを反時計回りに、 上げる
場合は時計回りにゆっく りと回します。
注 : 正確に設定を行うには、 圧力を最終的に設定圧力より低く
してから、 最終的な設定圧力までゆっく り上げます。
8.
目的の圧力に設定できたら、 設定ネジロックナッ トを
Nm](5-6 ft-lbs)のトルクで締め付けます。 締めすぎないように
してください。
9.
バルブハンドルを中立/保持位置 ( 「3」 ) まで回します。
62
A
B
1
バール](0-15,000
[7-8