ハードウェアの抜去にこれらの器具を使用することは禁忌とされています。
使用上の注意
本品は未滅菌品です。 必ず洗浄 ・ 滅菌してから使用してください。
中性洗浄剤の使用が推奨されます。
神経、 血管、 臓器の損傷を避けるため、 これらの器具は使用前に慎重に点検する必要があります。
再処理に関する制限事項
再処理の繰り返しによる手動器具への影響はほぼありません。 器具の寿命は、 使用による磨耗
や損傷を基に判断してください。
使用時の注意事項
器具に付着した体液や組織は、 使い捨てワイパーで拭き取ってください。
使用済みの器具が洗浄前に乾燥しないよう注意してください。
格納/運搬
汚染物質および生物学的危害を引き起こす物質を取り扱う場合は、 病院の作業手順に従って
ください。 器具への染みの発生、 器具の損傷、 使用後の乾燥を防止するため、 器具は使用後
30分以内に洗浄する必要があります。
用手洗浄
1. 蛋白分解酵素溶液は、 メーカーの指示に従って準備してく ださい。
2. 器具を酵素溶液に完全に浸して軽く振り、 たまった気泡を除去します。 ヒンジや可動部分で
器具を動作させ、 すべての表面が溶液に接触するようにします。 管腔や盲穴、 カニューレは
シリンジで洗浄して気泡を除去するとともに、 器具のすべての表面が溶液に接触するように
します。
3. 器具は10分以上浸します。 浸している間に、 ナイロンブラシを使用して表面を目に見える汚
れを完全に除去します。 可動部分を動作させます。 特に、 隙間やヒンジ接合部、 交差ロック
部、 器具の歯部、 粗面、 可動部品、 バネなどに注意してください。 管腔や盲穴、 カニューレは
ぴったりしたサイズの円形ナイロンブラシを使用して洗浄する必要があります。 管腔または
盲穴、 カニューレに、 ぴったりしたサイズの円形ナイロンブラシをねじりながら挿入し、 数回
押したり引いたり します。
注 意 : 汚染溶液がエアロゾル化する可能性を最小限に抑えるため、 こすり洗いはすべて酵素
溶液下で行う必要があります。
4. 酵素溶液から器具を取り出し、 水道水で1分以上すすぎます。 すすぎ中に可動部分とヒンジ
部分をすべて動作させます。 管腔や盲穴、 カニューレ、 その他、 届きにくい部分を徹底的かつ
強く洗浄します。
5. メーカーの推奨に従って、 洗剤とガス抜きで超音波洗浄バスを準備します。 器具を洗浄液に
完全に浸して軽く振り、 たまった気泡を除去します。 管腔や盲穴、 カニューレはシリンジで洗
浄して気泡を除去するとともに、 器具のすべての表面が溶液に接触するようにします。 装置
メーカーが推奨する、 洗剤に最適な時間と温度、 周波数で器具を超音波洗浄します。 10分以
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