最初にL.A.S.A.R. (ラザー) アセンブリ 743L200、 または PROS.A (プローザ) アセンブリ 743A200などの
調整ツールを使用し、 ベンチアライメ ン トを決定してくださ い。 その後のアライメ ン トには、 L.A.S.A.R. (
ラザー) ポスチャ ー 743L100 を使用してくださ い。
4.1.1 アライメ ントツールによるベンチアライメ ント (図 8)
2Z11=KIT の使用
備考
製作施設でのアライメ ン ト中や仮義肢での試歩行中に発生する傷から保護するため、 膝継手の接
続部分を 2Z11=KIT の保護フィ ルムでカバーすることができます。
f 2 Z11=KIT に同梱の説明書の図のよう にして保護フィ ルムを使用してくださ い。
f装着者には、 保護フィ ルムをはがしてから、 試歩行の場を離れてもらってくださ い
1 足部長軸の二等分線 (MF) の位置決定は、 アライメ ン ト基準線の約30mm前方に設定します。 こ
れは各足部の仕様の如何にかかわらず、 3R93を使用するよう推奨されたすべての足部に適用さ
れます !
2 義足に必要な差高を設定し、 5mm追加してくださ い。 足部を適正な外旋位に設定してくださ い。
3 アライメ ン ト基準点 (=膝軸) をアライメ ン ト基準線から 10 mm後部で設定してくださ い。 地面から
の膝軸の距離および膝の外旋に留意してくださ い (調整ツールのアダプターイ ンサー トを使用す
ると、 約5° の外旋位に設定できます) 。 推奨される矢状面上のアライメ ン ト基準点の位置 はMTP
の20 mm上になり ます。
4 同梱されている チューブアダプタ 2R77を使用し、 足部と膝継手を接続してくださ い (図1、 項目1) 。
注意
不適切に取付けられたチューブアダプタによる転倒のおそれ : チューブクランプに対して不適
切にチューブアダプタを取付けた場合 (例 : 長さ調節のためリ ングを挿入した場合) 、 チューブ
クランプに過度な負荷がかかり、 力の伝達が不充分になり、 装着者が転倒することがあり ます。
また、 チューブアダプタと足部がしっかり固定されていない場合にも同様に装着者が転倒する
おそれがあり ます。
上記の危険性をなく すためには、 以下の取扱指示に従ってくださ い。
a. チューブを万力で固定しないでくださ い! また、 切断する際にはチューブに対してチューブカ
ッター (719R2)を直角にしてくださ い。
注記
義足破損のおそれ : 強度的な問題があるため、 切断したチューブアダプタの残りの部分を義
足部品と して使用することは絶対にしないでくださ い。
b. その後、 チューブ ・ デバリ ング ・ ナイフ (718R1)を使用し、 慎重にチューブの内側と外側をバリ
取りをしてくださ い。
c. リ ングを挿入し、 長さ調整を行わないでくださ い。 膝継手のチューブクランプにチューブを底ま
で挿入してくださ い。
d. トルク レンチ (710D4)を使用し、 チューブクランプの止めネジを締めてくださ い。 トルク : 10 Nm
(図2、 項目D)。
e. チューブアダプタを足部に接続してくださ い。 トルク レンチ(710D4)を使用し、 チューブアダプ
タの末端に隣接している止めネジ(506G3)を締めてくださ い。 トルク : 10 Nm.(仮合せ終了後の
義足の完成時には、 ロ ッ クタイ ト (636K13) を止めネジに塗り、 すべての止めネジを15 Nmで締
めてくださ い) 。
3R93
Ottobock | 247