機能の動作確認
注意
ロ ッ クが適切に機能しない場合は、 転倒のおそれがあり ます。 プルケーブルの取付けが不適切な場
合 (完全伸展時にロ ッ クが不完全になり、 膝継手のロ ッ クが意図せずに解除されます) 、 膝継手が突
然屈曲し、 装着者が転倒するおそれがあり ます。
すべての調整後にロ ッ ク機能の動作確認をしてくださ い。
18. プルケーブルを張った状態で、 継手が完全伸展できるか確認します(図25)。
19. ロ ッ ク解除が簡単にできるか確認します。
ロ ッ ク機能の解除
注意
転倒の危険 : 装着者には、 ロ ッ クスライ ド付ロ ッ ク機能を一時的に解除することが非常に危険であ
ることを注意してくださ い。
備考
リハビリテーシ ョ ンの過程でロ ッ ク機能を恒久的に使用しないよう にする場合には、 4.2.1の項に記
載されるよう にロ ッ ク機能をオフにしてくださ い。
ロ ッ クスライ ドを修正することで、 一時的にロ ッ ク機能を解除することができます。
20. ネジを外し、 ソケッ トからロ ッ クスライ ドを外します。
21. プラスチッ クのつまみを切り取り、 ロ ッ クスライ ドの補助ガイ ドを開いてくださ い (図 26)。
22. ソケッ トにロ ッ クスライ ドを取付けます。
> こ れで、 ロ ッ クスライ ドを噛み合わせることによ り、 膝継手を一時的にロ ッ ク したり解除したりで
きます(図27)。
4.2.3 ブレーキ感度の調節
注意
不適切なブレーキ感度の設定により もたらされる転倒の危険 : ブレーキ感度が適切に設定されな
かった場合、 膝継手は突然屈曲するか、 またはブレーキが解除されず (固定され) 、 装着者の転倒
するおそれがあり ます。
ブレーキの感度は、 立脚期の加重時にはブレーキが充分効き、 義足に負荷がかかっていない時に
はブレーキが解除されるよう に設定される必要があり ます。
以上の危険性を防ぐためには、 以下の調節方法に従ってくださ い。
ブレーキ感度設定は、 一般的には納品時の設定のままでご使用いただけますが、 よ り体重が重い場
合など、 必要に応じ、 六角レンチ (サイズ4mm) を使用してブレーキの感度をネジ調節してくださ い (
図6、 項目A)。
調節の前に継手を屈曲させ、 前面およびブルーのカバーキャ ッ プを開けてくださ い (図6、 項目C)。 納品
時には、 調節ネジはレベル4 ( 最高のブレーキ感度) に設定されています。
ブレーキ感度を減少させるには、 調節ネジを時計回り に1つ最大に回します。 この調節をする際、 装着
者は着座している必要があり ます:
3R93
Ottobock | 251