納品時にはロ ッ ク機能はオンになっています。 座る際など、 ロ ッ クは従来の膝継手と同様にプルケーブ
ルを引く ことによ り解除できます (図2、 項目E)。
ロ ック機能をオフにする方法
1. ドライバーを使用し、 継手の左側にあるブルーシルバーの カバーキャ ッ プ 4G551 を慎重に外して
くださ い (歩行方向) ( 図4、 項目A)。
2. 膝継手を完全伸展させてくださ い。
3. 調節用レンチ 710H10=2X3 ( 図5、 項目B)を使用し、 止めネジ 506G3=M4x18 ( 図5、 項目A)を外し
てくださ い。
4. ロ ッ クタイ ト 636K13 を止めネジ 506G3=M4x18 に塗り、 同時にケーブルを引きます。 調節用レン
チ 710H10=2x3を使用し、 ネジが止まるまで時計回り にネジを回します。 ケーブルを離すと、 ラ ッチ
4G539 (図5、 項目D) は元の位置には戻らず、 膝継手がロ ッ ク しなくなり ます。
5. カバーキャ ッ プを再度取付けます。
ロ ッ ク機能がオフにされると、 継手が完全な伸展に達してもロ ッ ク しません。 この時点の立脚相の安
定性は、 ブレーキメカニズムが提供します。
ロ ック機能をオンにする方法
装着者のモビリティ が減少し、 ロ ッ ク機能が再度必要となる場合があり ます:
1. ドライバーを使用し、 継手の左側にあるブルーシルバーの カバーキャ ッ プ 4G551を慎重に外して
くださ い (歩行方向) ( 図4、 項目A)。
2. 調節用レンチ 710H10=2x3 ( 図5、 項目B)を使用し、 止めネジ 506G3=M4x18 ( 図5、 項目A)を反時
計回り に外してくださ い。
3. ロ ッ クタイ ト 636K13 を使用し、 再度ネジ止めしてくださ い。 その際、 ラ ッチ 4G539 ( 図5、 項目D)
がく さびと完全に噛み合い、 確実にロ ッ ク した状態になるよう注意して止めネジ 506G3=M4x18を
ねじ込んでくださ い。
注意
転倒の危険性 : 止めネジを深くねじ込みすぎた場合、 ラ ッチが噛み合う ことができないため、 ロ
ッ ク機能が正しく働かないことがあり ます。 ケーブルを引いた際にラ ッチの動きが妨げられな
いか充分に確認しながら止めネジを締めてくださ い。
4. カバーキャ ッ プを再度取付けます。
ロ ック レバーとケーブル
膝継手をフ リ ーにして歩行できるよう に、 ロ ッ ク レバーは、 ロ ッ ク解除状態でも固定できるよう に設計さ
れています (図1、 項目3a)。
ロ ッ ク レバーはソケッ トの外側面に設置するよう にしてくださ い。
ロ ッ ク レバーをソケッ トに取付ける位置を決定し、 プルケーブル(ペルロ ンコ ー ド)が適度に張るよう にカ
ッ ト してくださ い。 ( 図1、 項目3b) 。
プルケーブルが約10 mm引かれると継手のロ ッ クが解除されます。
注意
ロ ック機能の設定不良による転倒の危険 : プルケーブルの張りが不適正な場合 (ラ ッチがく さびに
完全に噛み合っていない場合、 ロ ッ クが不完全な状態となり、 意図せずにロ ッ クが解除される) 、 膝継手
が突然屈曲し、 装着者が転倒するおそれがあり ます。 調節後に必ずロ ッ ク機能をテス ト してく ださ い。
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Ottobock | 249