11. 自転車に組まれていない同梱部品がある場合の取り付け方
同ブランドの自転車は全て使用する国の法規に従って組み立てられています。自転車に組まれていない同梱部品がある場合
は、資格と経験のある整備士によって組み立てられる必要があります。BMXバイクに関しては、 足をのせる「ペグ」と自転車
の型が適合しているのを確認するため、当社の整備士に取り付けを依頼することが望ましいです。
12. 注油作業
自転車の機能性を保ち、長持ちさせ、部品の錆を防ぐには、部品に注油する必要があります。
ギア関連の部品には専用のオイルを用いましょう。チェーンにはチェーン用のオイルを使うことが望ましいです。洗浄後に : 乾燥させ、ギア関連の部品(ディレイラ―、シフトレバ
ー)、サスペンション、ブレーキレバー、ブレーキのアーム、チェーンに注油します。シートピラーとハンドルにも防水のために十分注油します。
警告 : チェーンを除き、部品の注油は定期点検の際に資格と経験のある整備士によって 行われなければなりません。
13. チェーンの張り具合と調整
ディレイラ―を備えている自転車の場合、チェーンは自然にたるみなく張られています。変速機無しの自転車や、ギアチェンジ部品が車輪ハブと一体化している自転車の場合、定期
的にチェーンの張り具合を確認する必要があります。チェーンがたるみすぎるとチェーン外れや落下を引き起こすことがあり、張りすぎていると自転車をこぐ効率が悪くなります。
自転車の高い機能性を保つには、後スプロケットとクランクセットの間の中間にて、
その2点を結ぶ直線に対し1 cm下にチェーンが位置していなければなりません。他の
ギアのタイプの張り具合改善と調整については、www.btwin.com のサイトに掲載され
ている、部品製造者の推奨事項に従って行ってください
14. ギアチェンジの調整と使い方
www.btwin.com のサイトにて、ギアチェンジ調整に関する製造者の推奨事項をご覧ください。ギアチェンジ調整は、以下の手順に従って行ってください:
この作業には細心の注意が必要です。そのため、資格を持った技術者に相談することをおすすめいたします。
注意事項:ギアチェンジの問題のほとんどはディレイラ―によるケーブルの張り具合に起因し、ディレ
イラ―の行程の調整によるものはまれです。
1 – リアディレイラ―行程の調整
チェーンがスプロケットから外れ、車輪のスポークやフレーム後部の爪とスプロケットの間に挟まるのを
防ぐため、HとL制限ねじを使ってディレイラ―の行程を調整することが重要です:
H制限ねじによって、内プレート(小スプロケット側)を調節できます: このねじをゆるめると、チェーン
が小スプロケットのより外側に位置します。
L制限ねじによって、外プレート(大スプロケット側)を調節できます: このねじをゆるめると、チェーン
が大スプロケットのより外側に位置します。
2 – フロントディレイラ―の行程の調整
内プレートの調節
フロントディレイラ―の外プレート調整ね
じをAの方向に回すと、ディレイラ―のケー
ジが小スプロケットにより近くなり、Bの
方向に回すと大スプロケットからより離れ
るようになります。そしてケージの内プレ
ートとチェーンの間の距離が0から0.5 mm
になるように調整します
3- ディレイラ―の張力の調節
チェーンの張り具合を調節することで、シフトレバーで選ぶ速度とギアの速度を合わせます。シフトレバーあるいはリアディレイラ―のロープアジャスターを緩める/締める操作を行
い、それぞれの速度とスプロケットを整合させます:
シフターを使ってもチェーンが小スプロケットに移動しない場合
:
• ロープアジャスタ―を時計回しに回して緩める。
シフターを使ってもチェーンが大スプロケットに移動しない場合
。
• ロープアジャスタ―を反時計回しに回して締める。
速度変更は以下のように行います:
内プレートの調整ねじ
ケージの内プレート
チェーン
1cm
ディレイラ―のケージ
ロープ固定ワッシャー
ロープ固定ボルト
外プレートの調節
フロントディレイラ―の内プレート
調整ねじをAの方向に回すと、ディ
レイラ―のケージが小スプロケット
からより離れるようになり、Bの方
向に回すと大スプロケットにより近
くなります。そしてケージの外プレ
ートとチェーンの間の距離が0から
0.5 mmになるように調整します。
383
同梱されているレンチで以下の一連の作業が
できます:
- ギアの取り外し、取り付け
- ハンドルの調整
- サドルの調整
- 車輪の取り外し、取り付け。
ハンガーボルト
H制限ねじ
L制限ねじ
外プレートの調整ねじ
ケージの外プレート
チェーン