L2596
Rev. G
保守手順 : 次の保守手順は、正規エナパックサービスセンターで有資格者が用いることを前提としています。エナパック機器のユ
ーザーは、説明シートで取り付け、操作、保守情報を確認してください。
■ 必要な工具とテスト装置:
✓ 作動圧力700気圧の手動油圧ポンプ
✓ サンプ、 電流計、 V152弁、 流動計、 テストシリンダー内臓のテスト
ベンチ
✓ 高圧ゲージ(0〜1,050気圧)
✓ 高圧ホース(動作圧力定格700気圧)
✓ トルクレンチ (トルク定格)
✓ チェックボール除去用磁石
✓ Oリングピック
✓ 3.97mm平底穿孔機
1.0 トラブルシューティ ング
問題
モーターの電流供給が過
多またはサーキッ トブレー
カーがト リ ップ。
ポンプが作動し放水してい
るが、 圧力が加わらない。
0気圧時に流量が低い。 ま
たは流量がない。
ポンプの圧力が維持され
ない。
®
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考えられる原因
a) ポンプの圧力が低い。
b) モーターの欠陥。
c) バイパス弁の故障。 .
d) ギアポンプの破損または磨耗。
e) 電源コードの破損または配線ミス。
a) 外部逃し弁の故障または調整ミス。
b) 貯水器内の1つまたは複数の部品からの
オイル漏れ。
c) バルブの動作不良または誤調整。
d) バイパス弁の磨耗。
a) モーターの逆回転(3相のみ)。
b) バイバス弁の動作不良。
c) ポンプ構成部品漏れ。
d) オイル吸入スク リーンのゴミによる曇り。
e) ギアポンプの動作不良。
f) 方向弁の動作不良または誤調整。
a) 方向弁の故障。
b) 最終放水チェック弁の故障。
c) ポンプアセンブリまたはバルブアセンブリ
内の1つまたは複数部品のオイル漏れ。
保守手順
Zクラスポンプ3-6
✓ 4.37mm平底穿孔機
✓
アセンブリオイル(白)
✓ 5mmアレンレンチ
✓ エナパック作動油
✓ VM2、 3方2位置方向制御バルブ
✓ 作動圧
✓ シートアセンブリツール#DC9505816(エナパックの図面利用可)
✓ リテーニングリングツール#AT0229(エナパックの図面利用
可)
a) ポンプが作動圧で稼働中の電圧を確認します。 定格線間
電圧の90%を下回る場合、 延長コードを重いゲージに交換
するか、 別の電気回路に移します。
b) モーターを取り外します。 必要に応じて、 テストし交換しま
す。
c) バイパス弁を検査、 テスト、 調整します。 必要であれば交換
するか再構築します。
d) ギアポンプを取り外し検査します。 必要であれば交換しま
す。
e) 必要に応じて交換または修理します。
a) 逃し弁を検査し、 必要に応じてリセッ トまたは交換します。
b) 背圧テストを実行します。
c) 調整または修理します。
d) バイパス弁を取り外し検査します。 必要であれば再構築ま
たは修理します。
a) モーターの2〜3箇所の配線接続を維持します。
b) バイパス弁を取り外し検査します。 必要であれば再構築ま
たは修理します。
c) 背圧テストを実行して漏れを分離します。 .
d) 貯水器からポンプを取り外し、 取水スクリーンを検査しま
す。 部品の汚れをフラッシュします。 損傷した部品および作
動油を交換します。
e) ポンプを分解し、ギアポンプを検査します。必要に応
じて交換します。
f) 調整または修理します。
a) 修理または交換します。
b) 修理または交換します。
c) 貯水器からポンプを取り外し、 テスト手順に概略した背圧
テストを実行します。
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対処