はじめに
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ビデオフォーマット設定
ビデオ入力およびラベル設定
Multi View画面のカスタマイズ
スイ ッチャー設定
これでソフトウェアコントロールが整いましたが、 スイ ッチャー設定を適用する必要があります。 ATEM Software
Controlの設定タブで設定します。 最も重要な設定に関しては、 次ページに記載されています。
スイッチャーのビデオフォーマット設定
ATEMを購入時には、 デフォルトで1080 59.94iに設定されています。 しかし、 ヨーロッパ圏およびアジア圏で使用
される場合、 別のビデオフォーマッ トへの変更が必要な場合があります。 アメリカおよび日本では、 1080 59.94i、
720 59.94p、 NTSCが一般的に使用されていますが、 ヨーロッパおよびアジアの他の地域では、 1080 50i、 720
50p、 PALがより一般的です。
ワイドスクリーンのアナモフィック16:9ビデオフォーマットでSDビデオ機器を使用している場合、 アナモフィック
NTSCでは525 59.94i 16:9を選択し、 アナモフィックPALでは625 50i 16:9を選択してください。
スイ ッチャーに接続するカメラおよびHDMIデバイスが、 すべて同一のビデオフォーマットになっていることを確認して
下さい。 国により、 HD放送で用いるフォーマッ トが決められており、 各国の機材はそれぞれのフォーマッ トに対応して
いるか、 少なく とも変換が可能なため、 フォーマッ トの統一はそれほど難しいことではありません。 すべてのビデオフォー
マットが統一されると、 接続したデバイスがMulti Viewビデオ入力ウィンドウに表示されます。
ビデオ入力の設定およびラベリング
ATEMのモデルによっては、 リアパネルの入力系統でインター フェースを共有できます。 例えば、 ATEM 1 M/E
Production Studio 4Kモデルでは、 入力系統1は、 HDMIとSDIを切り替えられます。
入力信号を設定する際、 入力信号のラベルを変更したい場合があるでしょう。 これらのラベルは、 Multi View画面と
ハードウェアパネルに表示されます。 2種類のラベルを変更することができますが、 長いラベルはソフトウェアで使用
され、 4桁までの短いラベルはハードウェアコントロールパネルで使用されます。
Multi View画面のカスタマイズ
Multi View画面は8つの入力系統を表示でき、 複数の外部/内部ビデオソースの中からディ スプレイするソースを選択し
ます。 各ビューのメニ ューをクリ ックして表示したいソースを選択するだけです。 使用しているカメラが8台以下の場合、
メディ アプレーヤー、 カラージェネレーター、 あるいはAux出力をこれらのビューで選択することもできます。 また、
Multi Viewのレイアウトを使用しやすいように変更することも可能です。
コントロールパネルの使用
すべてのATEMスイ ッチャーモデルは、 M/E 1 Control Panelを使用できます。 このパネルはコンパク トサイズなので、
ノート ブックコンピューターの小型ディ スプレイでも使用できます。 ATEM 2 M/E Production Switcherは、
1920×1080、 あるいはそれ以上の解像度のコンピューターディ スプレイを使用している場合は、 M/E 2 Control
Panelですべてのボタンをディ スプレイ上に表示できます。 ウィンドウメニューからお好みのパネルを選択してください。