Blackmagic Media Expressの使用
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Blackmagic Media Expressの使用
Media Expressとは?
ATEMスイ ッチャーに同梱されるBlackmagic Media Express 3ソフトウェアで、 ビデオやオーディオをファイルに
キャプチャーできます。 Blackmagic Media Express 3は、 複雑なノンリニア編集ソフトウェアを使わずに、 スイ ッ
チャーのUSB出力から出力されるライブビデオを簡単にキャプチャーしたい場合に最適なツールです。
USB 3.0対応のATEM 1 M/Eおよび2 M/E Production Switcherは、 AVIファイルフォーマッ トで、 DPXファイル、
非圧縮YUVまたはMJPEGファイルをキャプチャーできます。 USB 3.0キャプチャーは、 USB 3.0に対応した互換性
のあるWindowsコンピューターでサポートされています。
USB2.0対応のATEM Television Studioでは、 Mac OS XまたはWindowsコンピューターでH.264コーデックの
MP4ファイルに圧縮ビデオキャプチャーできます。 Media Expressは、 スイ ッチャーのプログラム出力がHD1080i、
HD720p、 NTSC、 PALのいずれであるかを自動検出します。 メディ アプレーヤーソフトウェアとの互換性を最大に維
持するため、 キャプチャーされたファイルはプログレッシブフォーマッ トでMac OS X、 Windows、 ポータブルビデオ
プレーヤーに保存されます。
ATEM Production Studio 4Kモデルでは、 USB経由でビデオを出力することはできませんが、 DeckLink 4K
ExtremeやUltraStudio 4Kなど外部ビデオキャプチャーハードウェアを使用して、 ビデオ/オーディオをキャプチャー
できます。
ユーザーインターフェース
Media Expressは、 サイズの異なるモニターや小型のノートパソコンのスクリーンなどに合わせ、 簡単にスケーリン
グできます。 Media Expressを開く と、 「Log and Capture」 、 「Playback」 、 「Edit to Tape」 ビューが色分けされ
ており、 現在選択されているモードが一目で確認できます。 「Edit to Tape」 ビューはATEM Television Studioでは
使用できませんが、 Blackmagic Designの他のキャプチャー ・ 再生製品で使用できます。
メディアリスト
画面左側の 「メディ アリスト」 には、 「Scratch」 ファイル、 作成したすべてのビン、 インポートまたはキャプチャーした
あらゆるメディ アが常に表示されます。 メディ アはタイ ムコードリストビューやサムネイルビューで表示できます。 また、
好みに合わせてメディ アをフィルターにかけることも可能です。 検索フィールドでは、 メディ ア名またはメディ アのメタ
データに入力したファイル属性を使用して、 メディ アを簡単に探し出せます。 プロジェクトの名前およびフォーマット
は、 Media Expressウィンドウの下左に表示されます。 上部右側のウィンドウには、 常にビデオプレビューが表示さ
れます。 タイ ムコードは、 ビデオプレビューウィンドウの上部に表示されます。
Log and Capture
赤色の 「Log and Capture」 タブをクリックしてください。 ビデオプレビューウィンドウに、 お使いのATEMスイ ッ
チャーからのビデオソースが表示されます。 このタブでは、 クリッ プの名前や説明、 お気に入り登録など、 キャプチャー
するクリッ プのメタデータを入力できます。 メディ アリスト内にキャプチャーされたクリッ プをダブルクリックすると、
Media Expressは自動でPlay Backビューに切り替わります。
Playback
緑色の 「Play Back」 ビューでは、 再生されているクリッ プの映像がビデオプレビューウィンドウに表示されます。 お気
に入りボタンをクリックすると、 クリッ プをメディ アリストのお気に入りに追加できます。