ATEM Software Controlの使用
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トランジションコントロール
フェーダーバー
フェーダーバーはAUTOボタンの代わりに使用して、 トランジションをマウスでマニュアルコントロールできます。 トラ
ンジションの実行中にAUTOボタンが赤く光り、 RATEウィンドウはトランジション処理に合わせて、 残りのフレーム数
を表示します。 ATEM Broadcast Panelが接続されている場合、 パネルのフェーダーバー ・ インジケーターはトランジ
ションの進行に合わせてアッ プデートされ、 視覚的にフィードバックします。
トランジション ・ スタイル
トランジションスタイル ・ ボタンは、 ミックス、 ディッ プ、 ワイプ、 DVE、 スティンガーの5種類の中からトランジションを
選択できます。 使用できるトランジションは、 スイ ッチャーモデルにより異なります。 例えば、 Television Studioは
DVEトランジションおよびスティンガー ・ トランジションは使用できません。 選択したトランジションのボタンは黄色く
光ります。
PREV TRANS
「PREV TRANS」 ボタンは、 プレビュートランジションモードをオンにします。 このモードでは、 フェーダーバーを使っ
てプレビュー出力画面で、 ミックス、 ディ ッ プ、 ワイプ、 DVEトランジションを確認できます。 「PREV TRANS」 ボタンが
選択されている時は、 プレビュー出力はプログラム出力とマッチし、 選択したトランジションをフェーダーバーで実行し
て確認できます。 この機能は、 オンエアでのエラーを避けるために非常に役立ちます。
ネクスト ・ トランジション
ネクスト ・ トランジションは、 BKGD、 KEY 1、 KEY 2、 KEY 3、 KEY 4ボタンで、 オンエア/オフエアするエレメント
を選択できる機能です。 使用できるキーヤーの数は、 スイ ッチャーモデルにより異なります。 バックグラウンド ・ トラン
ジションの実行中、 すべてのキーを共にフェード ・ オン、 フェードオフするように設定したり、 あるいは、 キーだけを独立
してトランジションするよう設定すると、 バックグラウンド ・ トランジションをキーのフェード ・ オン/オフに使用できます。
ネクスト ・ トランジションのエレメントを選択する際、 プレビュー出力を確認してください。 トランジションが完了した後
のプログラム出力の状態をプレビュー出力で正確に確認できます。 BKGDボタンだけを選択している場合、 プログラム
バスで現在選択されているソースからプレビューバスで選択されている次のソースへのトランジションはキーヤーなし
で実行されます。 キーヤーだけトランジションするように選択して、 現在のバックグラウンドはトランジションさせずに
そのまま残すこともできます。
オンエア
「ON AIR」 インジケーターボタンは、 どのキーが現在オンエアされているかを表示します。 また、 キーを即座にカッ ト
してオンエア 、 オフエアする際にも使用できます。