ATEMスイ ッチャーの操作
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ATEMスイ ッチャーの操作
内部ビデオソース
SDI/HDMI入力に加えて、 ATEMスイ ッチャーは8つの内部ソースを有しており、 これらのソースをプロダクションに使用
できます。 内部ソースの名前は、 ソフトウェアコントロールパネル上では長いラベルで表示されます。 Broadcast Panel
上では、 短いラベルが使用されます。 これらのラベルは内部ソースの内容を示しているので、 簡単に把握できます。
ブラック
スイ ッチャーで内部生成した黒ビデオをソースとして使用できます。 黒ビデオはプロダクションでブラック ・ マッ トとして
使用します。
カラーバー
スイ ッチャーで内部生成したカラーバーをソースとして使用できます。 カラーバーは、 スイ ッチャーから出力する信号の
検証に役立ちます。 また、 ベクトルスコープモニターでクロマキーを設定する際にも非常に便利です。
カラージェネレーター
ATEMはカスタマイズ可能な2つのカラーソースを有しており、 あらゆるカラーマッ トを作成してプロダクションで使用
できます。 カラーソースはワイプ ・ トランジションにカラーボーダーを追加したり、 ディッ プ ・ トランジションで、 ディッ
プ ・ スルー ・ ホワイトなどのディッ プ ・ スルー ・ カラーとして使用したりできます。
ソフトウェアコントロールパネルでカラーソースを調整するには、 カラージェネレーターパレットへ行き、 カラーチッ プ
をクリックします。 カラーピッカーが表示されるので、 色を選択します。 Broadcast Panelでは、 システムコントロー
ルでカラーを選択し、 ヒュー、 サチュレーション、 ルミナンスを調整します。 最もディープなカラーは、 ルミナンス50%
に設定されています。
メディアプレーヤー
ATEMスイ ッチャーは2系統のメディ アプレーヤーソースを有しており、 各ソースにフィルおよびキー (カッ ト) 出力が付い
ています。 メディ アプレーヤーのフィルソースはメディ アプレーヤー1、 メディ アプレーヤー2と呼ばれ、 2系統のメディ ア
プレーヤーのキーソースはメディ アプレーヤー1キー、 メディ アプレーヤー2キーと呼ばれます。
メディ アプレーヤーを使い、 メディ アプールからスチルやクリッ プを再生します。 フィルソースは選択したクリッ プ/スチ
ルのカラーチャンネルを表示し、 キーソースは選択したクリッ プ/スチルの黒白アルファチャンネルを表示します。 メディ
アプレーヤーはプロダクションの多く の分野で使用できます。