ATEMスイ ッチャーの操作
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Broadcast Panelでスティンガー ・ トランジションを実行
ステップ1.
システムコントロールのメニューボタンで 「HOME」 メニューから 「MEDIA PLAYER」 を選択してメディ ア
プレーヤーメニューへ行き、 トランジションに使用したいメディ アプレーヤーを選択します。
ステップ2.
CLIPSボタンを選択し、 最初のノブを使ってクリッ プ1あるいはクリッ プ2を選択します。
ステップ3.
ATEM 2 M/E Broadcast Panelでは 「STNG」 ボタンを押してスティンガー ・ トランジションを選択し
ます。 ATEM 1 M/E Broadcast Panelでは 「DIP/MIX」 と 「DVE/WIPE」 ボタンを同時に押すと、 両方
のボタンが緑に光り、 スティンガー ・ トランジションが選択されていることを示します。
ステップ4.
システムコントロールのメニューボタンから、 ステッ プ 1で選択したメディ アプレーヤーを選択します。
「HOME」 メニューからTRANS > STINGERを選択してもStingerメニューへ行けます。
ステップ5.
必要に応じて、 プリロール、 トリガー、 ミックス、 デュレーションを調整します。
ステップ6.
必要に応じて、 ロゴレートやその他のキーパラメーターを調整します。
ステップ7.
トランジションコントロール ・ ブロックから、 オート ・ トランジションでトランジションを実行します。
スティンガー ・ トランジションでは、 フェーダーバーを使用したマニュアル ・ トランジションは実行できま
せん。
Broadcast Panelのスティンガー ・ パラメーター
プリロールは、 クリッ プの始まりをトリミングするためのトリムインです。 プリロールの時
preroll
間は最長で3:00秒です。
トリガーは、 スイ ッチャーがアニメーション映像の下で、 バックグラウンドのミックス ・ トラ
trigger
ンジションを開始する時点です。 通常、 アニメーションがフルスクリーンになった時点です。
ミックスでは、 アニメーションの下で実行されるプレビューからプログラムへのミックス ・
mix
トランジションの長さを設定します。 ミックスの代わりにカット ・ トランジションを使用する
場合、 レートを1フレームに設定します。
デュレーションは、 アニメーションの長さを表します。 デュレーションは、 通常アニメー
duration
ションの長さと同じになります。 クリッ プの最後をトリミングすることもできます。
ここで重要なのは、 トリガー、 ミックス、 デュレーションは、 互いに依存し合っているということです。 例えば、 トリガー
+ミックス ・ レートは、 デュレーションより長くすることはできません。 また、 「Transition Rate」 ウィンドウに表示され
るタイ ム表示は、 デュレーション+プリロールであることに留意してください。