ATEM Software Controlの使用
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Cam 1は、 「 ON」 「 AFV」 のチェックボックスが有効になっていな
いため、 オーディオメーターがグレイになっており、 オーディオが
使用されていないことを示しています。 Cam 2はAFVが選択され
ていますが、 タリーライトが光っていないことで分かるように、
Cam 2はオンエアされていないので、 同オーディオは使用されて
いません。 Cam 4およびCam 7は、 ダイレクトミックスが 「ON」
になっているので、 他のカメラがオンエアされていたとしてもCam
4、 Cam 7のミックスオーディオは常に使用されており、 タリーラ
イトが光っています。 Cam 3、 Cam 5、 Cam 6、 Cam 8は、
カメラにオーディオが存在しないことを示しています。
モニター フェーダーとチェックボックスでオーディオレベルを別々
に設定して、 オーディオブレイ クアウト出力からソロモニタリング
が可能です。
オーディオソース選択
各オーディオレベルメーターの下には 「ON」 および 「AFV」 のチェックボックスがあり、 スイ ッチャーのプログラム出力に
どのオーディオソースを適用するか選択できます。
ON
ダイレク トミックスでONを選択すると、 関連のビデオソースがオンエアされていなくても、 そのオーディオ
入力が常にプログラム出力にミックスされます。 この場合、 オーディオがオンエアされているので、 タリー
ランプは赤く光ります。 このオプションを選択すると、 自動的にAFVは無効になります。
AFV
AFV (Audio follow Video) を選択すると、 ビデオ入力をクロスポイントにて切り替えた際にオーディオ
がクロスフェードします。 ビデオ入力がオンエアされている場合にのみオーディオがプログラム出力へ送
信され、 上部のタリーライトが赤く光ります。 このオプションを選択すると、 自動的にダイレクトミックス
のON設定は無効になります。
SOLO
ATEM Television Studio以外のATEMスイ ッチャーでは、 XLRオーディオ出力をスイ ッチャー筐体ある
いはブレイ クアウトケーブル経由で、 専用のモニター出力として使用できます。 SOLOを選択すると単一
のオーディオソースがモニター出力に出力されるので、 必要に応じてすべてのオーディオを独立させてモ
ニタリングできます。 これは、 オンエア前にプログラム出力オーディオを変更せずにオーディオコンテンツ
を確認する際に、 非常に便利な機能です。 SOLOの選択を解除すると、 オーディオ出力は元の状態に戻
ります。
マスターオーディオレベル出力
オーディオミキサーの右側にあるマスター フェーダーは、 SDI/HDMIプログラム出力のオーディオレベルのゲイン設定
に使用し、 独立したオーディオレベルメーターが付いています。
オーディオミキサーモニター
ATEM Television Studio以外のすべてのATEMスイ ッチャーモデルでは、 マスター フェーダーの下に表示されるモニ
ター フェーダーとチェックボックスでオーディオ出力をコントロールします。 これらの設定を使用すると、 プログラム出
力オーディオを変更しなくても、 オーディオ ・ ミキシングのモニタリング用に、 オーディオレベルを別々に設定できます。
モニタリングしたい入力を選択すると、 プログラム出力オーディオを変更せずに、 入力のオーディオモニターレベルを
コントロールできます。 「Setting」 タブのを開き、 「Audio brakeout is」 で 「monitor audio」 を選択すると、 これらの
設定を有効にできます。
ON
「ON」 を選択するとアナログオーディオ (オーディオブレイ クアウトケーブル) 出力のオーディオモニタリ
ングが可能になります。
DIM
「DIM」 を選択すると、 フェーダーを調整しなくても、 モニターオーディオレベルを一時的に下げることが
できます。 希望のレベルに戻すには 「ON」 を選択してください。
MUTE
「MUTE」 を選択するとオーディオブレイ クアウトケーブル出力のすべてのオーディオがオフになります。
メディア管理およびメディアプールの使用
「Media」 タブは、 スチルやクリッ プをコンピューターからスイ ッチャーのメディ アプールへ移動するのに使用します。
左側にブラウズスクリーンが表示されるので、 コンピューター上のスチルイ メージやイ メージシーケンスファイルのロケー
ションをナビゲートするのに使用します。 右側のメディ アプールでは、 現在スイ ッチャーのメモリに現在ロードされてい
るファイルを表示します。