許容範囲外の温度の場所に製品を放置したり、滞在することのないようにしてください
►
(524 ページ参照)。
4.7 義肢の使用に関する注意事項
注意
階段を上る際に発生する危険性
誤った方法で階段のステップに足部を置くと、制御機能が変化して、装着者が転倒するおそれ
があります。
階段を上る際は必ず手すりにつかまり、足裏の大部分を階段表面に置いてください。
►
子供を抱いて階段を上る場合は、特に注意してください。
►
注意
階段を降りる際に発生する危険性
誤った方法で階段のステップに足部を置くと、制御機能が変化して、装着者が転倒するおそれ
があります。
階段を降りる際は必ず手すりにつかまり、足裏の中央から接地して踏み返して(ロール
►
オーバー)ください。
警告やエラー信号には充分に注意してください(528 ページ参照)。
►
警告やエラー信号が発生した場合には屈曲/伸展抵抗が変化することがあります。
►
子供を抱いて階段を降りる場合は特に注意してください。
►
注意
継続して活動し続けた場合の油圧シリンダーのオーバーヒート(長時間下り坂を歩行する場合
など)
>
オーバーヒートモードへの切り替え時に製品が予期せぬ動きをすることで、装着者が転倒す
るおそれがあります。
>
オーバーヒートした部品に触れると火傷するおそれがあります。
振動信号が発信されたら、充分に注意を払ってください。オーバーヒートの危険性があると
►
信号が発信されます。
振動信号が発信されたら、ただちに活動を控えて、油圧シリンダーを冷却させてください。
►
振動信号が停止したら、活動を再開することができます。
►
振動信号が発信されているにもかかわらず動作を続けると、油圧シリンダーが
►
オーバーヒートし、さらに極端な場合は、製品が故障するおそれがあります。上記の場合
は、義肢製作施設にて点検を受けてください。必要に応じて、義肢製作施設は公認の
オットーボック修理サービスセンタ―に製品を送ります。
注意
過度な負荷がかかる活動による過荷重により発生する危険性
>
製品の故障により予期せぬ誤作動を起こし、装着者が転倒するおそれがあります。
>
負荷によりパーツが損傷し、装着者が転倒するおそれがあります。
>
油圧シリンダーの損傷により液体が漏出し、皮膚が炎症をおこすおそれがあります。
本製品は日常生活における活動のために開発されていますので、日常的でない活動には使用
►
しないでください。日常的でない活動とは、フリークライミングやパラグライディングなど
の激しい運動のことです。
製品やそのパーツを丁寧に取り扱うことで、長くご使用いただけるだけでなく、装着者本人
►
の安全を確保することができます。
転倒などにより製品や部品に極端な負荷がかかった場合には、ただちに、損傷がないか義肢
►
製作施設で確認してください。必要であれば、公認のオットーボック修理サービスセン
ターに製品を送ってください。
500