階段上り機能は、障害物を乗り越えたい時にも使用できます。
1) 義肢を伸ばして床から持ち上げます。
2) 股関節を少し伸ばします。
3) すぐに股関節を曲げます。こうすることで膝が大きく屈曲します。
4) 膝を屈曲させた状態で障害物の上をまたいでください。
8.1.9 階段を降りる
この動作は充分に練習して、注意して行ってください。足底がきちんと接地
した場合にのみ膝継手が正しく反応して屈曲の動きがコントロールされま
す。
1) 片方の手は手すりにつかまってください。
2) 義肢側の脚を段に置きます。足部が半分ほど階段の縁から飛び出るように
3) 階段の縁からロールオーバーします。
4) もう片方の足を次の段に置きます。
5) その後、義肢側の足を次の段に置きます。
備考:コックピットアプリを使って「抵抗(Resistance)」のパラメーターを
変更すると、膝継手の屈曲速度を変えることができます(515 ページ参照)。
8.1.10 坂を下る
屈曲抵抗が増し、膝継手の屈曲がコントロールされ、体の重心が低く安定し
ます。
備考:コックピットアプリ使って「抵抗(Resistance)」のパラメーターを変
更すると、膝を曲げる際の屈曲速度を変えることができます(515 ページ参照
)。
8.2 義足設定の変更
パーツとの接続が確立されると、コクピットアプリを使ってそれぞれ有効なモードの設定を変更
できます。
備考
義肢の設定を変更する際は、必ず義肢のブルートゥースのスイッチをオンにしておいてくださ
い。
ブルートゥースがオフになっている場合は、義肢を逆さにするか、または充電器を一旦取り付
けてから取り外して、ブルートゥースを作動させてください。その後、約2分間ブルートゥース
が作動します。この間に接続を確立してください。
義肢設定の変更に関する注意事項
•
設定を変更する前に、必ずコックピットアプリのメインメニューを見て、正しいパーツが選
択されていることを確認してください。選択されていない場合は、別のパーツのパラ
メーターが変更されます。
•
義肢バッテリーの充電中は、設定を変更することはできません。また、別のモードに切り替
えることもできません。充電中は義肢ステータスのみ確認できます。コックピットアプリ画
面の下の列に
514
膝が充分に屈曲していれば、伸展抵抗が増してゆっくりと障害物を乗り越
えることができます。
足部を接地してください。
→ こうすることで安全にロールオーバーすることができます。
→ このようにしてゆっくりと同じペースで膝継手を屈曲させます。
のマークの代わりに
のマークが表示されます。