足継手アライメント ( 義肢装着外 )
足継手の角度を調整できる 足関節アライメントにより、様々なヒールの高さの靴に合った最適な肢位をとることができま
す。
注 : デバイスは、足関節アライメントを行う前に、適切な靴に適合されていなければなりません。
注 : ヒール高調整範囲は、 0 ~ 50 mm ( 2 インチ ) です。ヒール高が 50 mm を超える場合には、デバイスは音によるシグナ
ルを発し、高さには調整されません。
1. デバイスを適切な靴に適合し、足継手の動作が自由にできることを確認します。
2. デバイスを水平な面に置きます。 バッテリーがフル充電されていて、 デバイスの電源が入っていることを確認します。
3. 電源ボタンを、続けて素早く 2 回押す、またはアプリを使用して、足関節アライメント を開始します。
4. 動作開始の確認として、デバイスのビープ音が 1 回鳴り、インディケータが点灯して、アライメントの進行状況を
表示します ( 表 2)。
5. アクチュエータが、足継手を適切な位置まで動かします。
6. 成功した場合、デバイスが昇順のオーディオトーンを発し、インディケータは白く点滅します。失敗した場合、イ
ンディケータが黄色に点滅し、同じ工程を繰り返す必要があることを示します。
ベンチアライメント(図 3 )
アライメントの目標
アライメント基準線(B)は以下のようにします。
* 膝蓋靭帯の高さまたは坐骨結節の高さ(D)のいずれかがソケットの中点を通過するようにします。
* フットカバーの内側の 1 / 3 マークに位置するようにします。
注意:不一致がある場合は、足のアライメントよりも膝関節のアライメントを優先します。
アライメントの手順
1. アライメント基準線(B)が(フットカバーと靴を装着した状態で)フットカバー内側の 1 / 3 マークに位置するよう
に足部を配置します。足部の外旋を考慮してください。
2. 該当するアダプターを使用して、ソケットまたは膝継手のいずれかを足部に接続し、正しい膝継手の中心の高さを
確立します。
3. 人工膝関節を使用する場合:膝関節のアライメントの説明に従って膝関節を配置してください
4. ソケットの外側に、膝蓋靭帯の高さまたは坐骨結節の高さ(D)のいずれかに合わせてソケットの中点に最初のマー
ク(アライメント基準点)を付けます。ソケットの中点の遠位に 2 番目のマークを付けます(E) 。次に両方のマー
クをつなぐ線を引きます。
5. アライメント基準線(B)がアライメント基準点(D)を通過するようにソケットを配置します。
6. 屈曲と伸展および外転と内転の正しいソケット角度を設定します。
7. 人工膝関節を使用する場合:該当するアダプターを使用して、ソケットを人工膝関節に接続してください。
静的アライメント
* 患者が両足に同程度の体重をかけて立っていることを確認してください。
* 正しい義肢の長さを確認します。
* 内旋/外旋を確認してください。
* つま先と踵に正しい負荷がかかっていることを確認します。
ダイナミックアライメント
注 : アライアライメントでは、遊脚期中の内側‐外側の動きを最小化することを目的にします。過度の側方への動作は、
遊脚期中の背屈の開始に影響を与えることがあります。
踵からつま先へのこの動作は、以下の要因による影響を受けることがあります。
* 踵の硬さ
* デバイスの前後方向位置
* 背屈と底屈
* 靴の特性
必要に応じて以下について検討してください。
症状
* 早い時点でデバイスが足底接地に達する(患者は穴に沈み込むように感じる)
* つま先まで上るには追加のエネルギーが必要になる
* つま先が硬すぎるように感じる
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