PROVOX Vega Manual De Instrucciones página 175

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  • ESPAÑOL, página 37
ヴォイスプロテーゼの誤嚥 – ヴォイスプロテーゼや、 本製品のそれ以外の構成部品を誤嚥してしま
うことがあります。 異物を吸引してしまった時と同様に、 構成部品を誤嚥することで、 閉塞や感染とい
った合併症が起きる恐れが生じます。 直ちに現れる症状として、 咳嗽、 喘鳴といった呼吸音の異常、 呼
吸困難、 呼吸停止、 十分にガス交換を行えない、 呼吸した時に左右の胸の動きが一致しないなどがあ
ります。 合併症として起こりうるのは肺炎、 無気肺、 気管支炎、 肺膿瘍、 気管支胸膜瘻、 ぜんそくなど
です。 患者が呼吸できるようであれば、 咳をした瞬間に誤吸引した異物を吐き出す可能性もありま
す。 気道の部分的あるいは完全な閉塞が起きると、 誤吸引したものを直ちに取り出さなければなり
ません。 構成部品の誤嚥が疑われる場合には、 肺のCT検査を行って、 異物の有無と位置を確認し
てください。 構成部品を誤嚥していることを確認したら、 無鉤の把持鉗子を用いて内視鏡的に取り
出してください。 Provox Vegaヴォイスプロテーゼのシリコーン製ハウジングも、 内視鏡下で確認
できます。 内視鏡検査中やCTスキャン上では、 中心に開口部のある、 外径が約10~17 mm(フラ
ンジを含む )の楕円形、 あるいはフランジ間の長さが8、 10、 12.5、 15 mmのいずれかのカフスボタ
ン状など、 サイズによって異なって見えます。 また、 内視鏡で観察している時に、 透明なシリコー
ンゴムに光源の光が反射するのが見えることもあります。 ある期間留置されたプロテーゼは、 カ
ンジダ菌が増殖し、 その表面が白や黄みがかって見えることもあります。
ヴォイスプロテーゼの脱落 – ヴォイスプロテーゼや、 その他の構成部品が誤って食道に脱落して
しまうことがあります。 異物誤飲と同様、 プロテーゼや構成部品が誤って脱落した場合、 そのサイ
ズ、 脱落した位置、 閉塞(が起きていれば)の程度、 脱落してからの時間によって、 起きる症状・ 徴
候は大きく異なります。 脱落したものが食道下部にある場合は、 上部消化管内視鏡的に取り出す
ことも可能ですが、 短期間経過観察することも可能です。 自然に胃に到達することもあり、 そうな
ると通常は、 腸管を通過します。 腸閉塞あるいは腸管の出血や穿孔が認められたり、 脱落したも
のが腸管を通過しない場合には、 手術で取り出すことを必ず検討してください。
4~6日間、 自然に通過するのを待ちます。 便に脱落したものが混ざっていないか確認する
ように、 患者に伝えてください。 自然に通過しない場合や、 腸閉塞の症状・ 徴候(発熱、 嘔
吐、 腹痛)が認められた場合には、 消化器の専門医に相談してください。 ヴォイスプロテーゼ
のシリコーン製ハウジングは内視鏡的に確認でき、 取り出すこともできます。 その際は無鉤
の把持鉗子を用いて取り出します。 内視鏡下で観察すると、 中心に開口部のある、 外径が約
10~17 mm(フランジを含む )の楕円形、 あるいはフランジ間の長さが8、 10、 12.5、 15 mmのい
ずれかのカフスボタン状など、 プロテーゼのサイズによって異なって見えます。 また、 透明なシ
リコーンゴムに光源の光が反射して見えることもあります。 ある期間留置されたプロテーゼは、 カ
ンジダ菌が増殖し、 その表面が白や黄みがかって見えることもあります。
シャント孔の感染や浮腫 – 感染、 肉芽組織の形成、 浮腫によりシャント孔が長くなることがあり
ます。 こういったことが原因で、 ヴォイスプロテーゼが気管粘膜下や食道粘膜下に入り込むことが
あります。 食道粘膜の炎症あるいは肥厚により、 プロテーゼがシャント孔から突出することもあり
ます。 その場合、 一時的に留置しているプロテーゼを、 より長いものに置き換えることをお勧めしま
す。 標準的な薬物療法で感染が消退しない場合は、 プロテーゼを抜去してください。 症例に応じ
て、 シャント孔にカテーテルを留置することを検討してください。 シャント孔が自然に閉鎖した場
合には、 新しいプロテーゼを留置するために、 シャント孔の再形成が必要になることがあります。
シャント孔周囲の肉芽増殖 – シャント孔を形成した患者のおよそ5%に、 シャント孔周囲の肉芽増
殖が生じると報告されています。 電気焼灼、 化学的焼灼、 レーザー焼灼などを検討してください。
シャント孔周囲の肉芽増殖と肥厚性瘢痕 – 比較的短いヴォイスプロテーゼを留置していると、 気
管粘膜が肥厚して気管側フランジを覆うことがあります。 組織が過度に肥厚した場合は、 レーザ
ーで除去するか、 フランジ間の長いプロテーゼに交換します。
ヴォイスプロテーゼの突出と脱落 – シャント孔に感染が起こると、 ヴォイスプロテーゼが突出し
たり、 その結果自然に脱落することが、 しばしば起こります。 気管への脱落を防ぐために、 プロテ
ーゼの抜去が必要になります。 プロテーゼを抜去すると、 シャント孔が自然に閉鎖することがあ
ります。 新たにプロテーゼを留置する場合は、 シャント孔を改めて形成しなければなりません。
組織損傷 – ヴォイスプロテーゼが短すぎたり長すぎたりする場合や、 気管カニューレ、 ストマボ
タン、 または指でプロテーゼを頻繁に食道壁に押しつける患者の場合、 シャント孔以外に、 気管
壁や食道壁の組織を損傷させることがあります。 損傷がひどくならないように、 組織の状態を
定期的に確認してください。
弁からの漏れ – ヴォイスプロテーゼから漏れが生じる理由としては
• 弁座や弁の周囲にカンジダ菌が増殖すると、 弁が完全に閉じなくなり、 プロテーゼから液体
が漏れ出す原因となります。 シャント発声において、 これは普通のことで、 プロテーゼの交換
時期と考えてください。
• 嚥下する際、 咽頭食道部位の陰圧が生じます。 これを調べるために、 嚥下する時にヴォイスプ
ロテーゼの弁が開くかを確認してください。
ヴォイスプロテーゼ周囲の漏れ – ヴォイスプロテーゼ周囲から一時的に漏れが生じることがあり
ますが、 自然に止まります。 漏れの最大の原因は、 プロテーゼのフランジ間が長すぎることです。
短いプロテーゼに交換すると、 漏れは解決します。 シャント孔にあった長さのプロテーゼに交換し
ても漏れが止まらない場合には、 同部位周辺の組織に何らかの問題(胃食道逆流症や甲状腺機能
異常など)があると考え、 治療してください。 シャント孔が拡張しすぎてプロテーゼを保持する力
が弱まっている場合は、 コラーゲン注入といった従来の対処法、 もしくはプロテーゼを一時的に
抜去することを検討してください。 こういった方法を行っても漏れが止まらないようであれば、 シャ
ント孔を縫合して閉鎖するといった方法が必要になることもあります。
2. 使用方法
本書中に参照用として番号が記載されている図は、 同梱の図表をご覧ください。
各手技について、 各セクション見出しの下に記載されたリンクから動画を見ることもできます。
注意:動画は取扱説明書の全内容や添付文書に代わるものではなく、 これらを説明するものでも
ありません。 必ず取扱説明書の全内容をご一読ください。 動画は、 取扱説明書を一読したのち、 手
技に対する理解をさらに深めることのみを目的としています。
2.1 準備
シャント孔形成の前に、 留置するヴォイスプロテーゼのサイズと外径を必ず決めておいてくださ
い。 どういったサイズと外径のプロテーゼを選択するかは、 患者の解剖学的特徴、 手術方法、 執
刀医の判断によります。
2.2 手術の注意点
本製品の滅菌包装に破損などがないか確認してください。 包装が破損していたり、 既に開封され
ていたりする場合には使用しないでください。 非滅菌製品は感染を引き起こすことがあります。
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